建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.233⌒★フェリーで東京から福岡へ行こう♪【子育て】1歳5か月児とのお出かけは大変

【建築遺産のlog!】第233号

2019年1月19日

 

東京から福岡へは、距離的なものから飛行機で行く人が最も多いと思います。

次に多いのが恐らく新幹線。この行き方だと5時間以上かかり、寝ても寝てもなお着かないのであまり行きたくない行き方ですね。(しかも飛行機より値段が高い場合も多い)

 

18きっぷで最近、1日で東京~小倉まで行けるようになったというので、これが本当だとすると、2300円程度で移動できることになります。東京駅を4時台に出発して何度も何度も乗り換えた末、翌0時台に小倉へ到着するとのことです!20時間電車に乗りっぱなし。

乗り換えに遅れようものなら宿無しで途中駅で放り出されることになるかもしれないのでやる人の気が知れないですね。途中でお腹痛くなったらどうするんだ。

 

夜行バスというのもあります。

東京を20時頃出発して博多には翌12時着。こちらも16時間バスに乗りっぱなし。

ただし乗り換えミスは発生しないので、とにかく寝て起きて寝て起きてぼーっとして音楽でも聴いてスマホをいじってぼーっとして寝て起きて寝て起きたぐらいで博多に到着することでしょう。

 

高速道路で自家用車で行くと、東京~福岡間で16000円程度。1000㎞あるのでリッター20㎞として50リットル。7500円ぐらいのガソリン代がかかって来るので新幹線より高く、2人以上の乗車がないと元が取れない計算ですね。

 

そして、最後の選択肢として浮上するのが、フェリーでの移動です!

車を持ち込むことが可能、ずっと座りっぱなしではなく移動中も歩き回ることができて、お風呂にも入ることのできるフェリーの難点は2泊3日かかるということです(;´Д`)

19時30分に東京を出発したフェリーは、翌々日の5時40分に北九州・新門司に到着します。その間34時間。どう時間を過ごすかを考えないといけません。

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歩いて乗船する場合はゆりかもめ・有明駅、国際展示場正門駅、りんかい線国際展示場駅あたりから歩いて行くか、国際展示場駅から送迎ワゴンが少し出ているようなので、それに乗って港へ向かいましょう。

港へ行く道は物流倉庫街を通って行くので巨大トラックがバンバン通っている中を歩いていかないといけないので、やはりタクシーか送迎ワゴンがいいかも。

 

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今回は車で行きました。夜6時頃はビッグサイトなどの飲食店は閉めている店も多いのでレストランを探し回ることになります。

店も何もないフェリーターミナルで受付を済ませたら、誘導員の指示に従ってこの大きなフェリーに乗り込みましょう。それにしてもガンガン大型トレーラーが積み込まれて行きます。沈まないのか…な?

トレーラーや乗用車や警察車両までたくさん積み込んだオーシャン東九フェリーは、19時30分頃、時刻通りに出発していきました…。

 

次回へ続く…

 

 

★auraの子育て日記(1歳5か月)

 

1歳5か月ぐらいの子はもしかすると最もお出かけが大変な時期なのかもしれません。

ベビーカーやチャイルドシートに乗りたがらないくせにやたらと歩きたがり、最終的に抱っこをせがみます。

 

そのため、ベビーカーでお出かけしたとき、その日は地獄となります。

ベビーカーで楽しくお出かけ→ベビーカーに乗り疲れて降ろしてくれと要求する→歩き回る子を見ながら、ベビーカーも押していく→最終的に歩き疲れた子(10㎏)を片手で抱っこしながら片手でベビーカー操作(ベビーカー乗車は断固拒否)。片手で抱っこしてるときに、抱える位置が悪いものならすぐにぐずって抗議(抱えてあげてるのに…)

…という地獄を味わいます。

 

チャイルドシートでお出かけしたとき、その日は地獄となります。

チャイルドシートに乗せて車で楽しくお出かけ→目的地で降ろす→その後チャイルドシート乗車を断固拒否、でも乗せないと法令違反なので無理やり乗せる→次の目的地で降車→チャイルドシート乗車を断固拒否、無理やり乗車→次の目的地→断固拒否…以下繰り返し

…という地獄を味わいます。

 

どうせ乗車拒否するなら歩かせて行こう、と何も持たずにお出かけしたとき、その日は地獄となります。

子どもと歩いて楽しくお出かけ→30mもしないうちに疲れて抱っこを要求→抱っこ→20m行ったところで歩きたがる→降ろす→30mもしないうちに抱っこを要求→すぐに歩きたがる→抱っこ→歩きを何度か繰り返し、完全に疲れ果てて全行程抱っこを要求→その後は10㎏の人間を抱えたまま移動することに…。

…という地獄を味わいます。

 

というわけで生まれた直後よりも、格段にお出かけ範囲が狭くなったりしています。

早く人並みに歩けるようになれ…。

 

お陰で腕の筋肉は引き締まって来ました。

 

No.232⌒★【横浜市磯子区】横浜磯子ブリリアシティ-2【子育て】母親の存在

【建築遺産のlog!】第232号

2019年1月15日

 

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ブリリアシティの中には、東伏見邦英伯爵(のちに出家して東伏見慈洽)が建てたとされる、「貴賓館」が今も堂々とそびえています。

現代のマンション群の中に王様のように建っていて、何だか不思議な感じ。

 

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貴賓館は現在は、料理の鉄人にも出演していた中村孝明レストランとなっています。

レストランはランチでも最低価格4000円の日本料理中村孝明、2400円以上の天ぷら花衣、1200円以上とリーズナブルな価格の茶膳KOUMEIと3つのレストランに分かれています。

 

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我々のような貧乏人は一番安い茶膳KOUMEIに行きましょう。まあ、土日はしっかり予約しないと日本料理中村孝明と天ぷら花衣には入れないと思います。

茶膳KOUMEIは1階、他の2つは2階にありました。

今は貴賓館はマンションに囲まれているので、2階に登ってもマンションの景色しか見えないはずですが、高台に建っているので気持ちいい空間になっていそうです。

 

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茶膳KOUMEIの月替わりランチ(1900円)はこんな感じ。もう少しお金を出せば天ぷら屋に手が届きそうです。

若干割高感は否めないものの、大変おいしく頂きました。

 

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階段も美しいデザインになっています。

 

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ニッチ空間には花瓶だけ。置き捨てられた傘が残念…。

 

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ブリリアシティに行ったら、マンション群の端にあるビレッジカフェの方に行ってもいいかもしれません。

ソファ席も多数あって、のんびりできるカフェだと思います。懐を気にせずに食べられるし…!

 

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ビレッジカフェの方から、傾斜の大きい坂道を下って磯子駅の方に帰ることができます。

磯子火力発電所などの磯子区の工場群の向こうに本牧方面のいわゆる「赤いキリン」が建っているのが見えます。

東伏見伯爵が貴賓館から見た光景とは全く違うものなんでしょうね。

貴賓館が建ったころはいったいどんな美しい風景だったんでしょう。

 

★auraの子育て日記

 

娘が6か月頃、ショッピングセンターの駐車場で、父子で母親の帰りを待っていた時、娘がふっっと母親がいないことに気づいたようで、それまで機嫌が良かったのに急に真面目な顔になり、涙を浮かべながら入り口の方をじっと見つめていたことがありました(母親が現れるまで)。

 

娘が1歳過ぎの頃、父子で先行して実家に帰り母親の到着を待っていた時、娘がふっっと母親がいないことに気づいたようで、外に出ることを要求し始め、半分涙を流しながら自分の家を一生懸命探していました。

 

福岡の実家からは歩いて横浜の自宅に帰ることはできないのだよ…。

 

自分の家には母親がいつものように待っていると思い込んでいるのか、とにかくずっとあっちこっち指で指示して探し回ったあげく、疲れて腕の中で眠りにつきました。

母親の存在って、子どもにとってとても重要なものなんだな、と思い知らされました。

 

今、娘は1歳5か月になりますが、「ママ」の単語は数か月前に早くも覚えたんですが、「パパ」は未だに覚えてくれないのです…。

 

No.231⌒★【横浜市磯子区】横浜磯子ブリリアシティ-1

【建築遺産のlog!】第231号

2019年1月12日

 

磯子区は横浜市の中でも華やかな中区、鎌倉時代(あるいはその前)から続く歴史がある金沢区、上大岡タウンを擁する港南区に囲まれた、まあ、ジミーな区です。

おしゃれな建物なんてほとんどなく、平べったい建物が続く下町。

商店街の浜マーケットなんて完全に昭和の香りがします。

ただ住むにはなかなか良くて、落ち着いた街並みと、北へ行けばみなとみらいへすぐ行け、渋滞もあまりない、いい街だと思います。

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磯子区海の見える公園

港の見える丘公園にならったのか、海の見える公園という名前の公園があります。

見えるのはヨットハーバーとその向こうには磯子火力発電所。磯子火力発電所は石炭火力の発電所で早くから環境問題に取り組んでいる発電所とのことです。

「海の見える公園」は港の見える丘公園と違っておしゃれ感は全くなくて、廃墟のようなコンクリート躯体の屋上に公園が乗っかっているだけの粗末なものです…。最初通りかかったとき、廃墟だと思っていました。屋上へ上ってみるとびっくり。ハーバーの景色がきれいな気持ちいい空間でした。

 

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ブリリアシティ横浜磯子

磯子駅の周辺から見上げると、丘の上には巨大なマンションが姿を見せています。

丘の下には暗く口を開いている、洞窟状の入り口。

 

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マンションは東京建物のブリリアシティ、総戸数は1200戸を超える巨大建築群になっています。

入り口は宇宙船のようなこの通路を通って、SUICAで入場します(部外者の場合)。

入り口の自動改札機で、49円がSUICAから引かれ、その向こうのエレベーターで上に上がって行くともう一度自動改札機があり、そこでもまた1円がSUICAから抜き取られます…。

つまり往路50円が抜き取られて行くわけですが、このマンションに住んでいない丘の上の住人たちがこのエレベーターを使って丘の下にある磯子駅へ毎日通勤しようとすると、1か月で2000円を超える出費がかかってくるんですね。

2000円以上をかけて楽にエレベーターで行くか、斜路をがんばって往復するのか、

斜路が予想以上に急角度なだけに悩まされるところです。

 

No.230⌒★【横浜市金沢区】検疫所とテクノタワー/【子育て】二度目の金沢動物園へ行こう

【建築遺産のlog!】第230号

2018年12月17日

 

甲子園で有名な横浜高校がある、能見台駅。

松坂大輔くんを始めとして野球人がたくさん卒業していますが、ゆずの北川悠仁さんもこちらの高校の出身だそうで、ゆずファンなら訪れる駅なのかもしれません。

ちなみにゆずのもうひとりの岩沢厚治さんは、お隣の駅の、何百mしか離れてない高校に通っていたようですね。

 

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横浜高校とは逆の方に進んでいくと、循環器呼吸器病センターの先に野口記念公園という公園があり、野口英世ゆかりという旧細菌検査室も残されていました。

野口英世ゆかりとは言っても、5か月間しかいなかったようですがね。案内板には、ここから港を行き交う船の乗組員たちの感染症などを検査した、と書かれていて、検疫から消毒・隔離まで一連の業務をここで行っていました。

明治から大正にかけての時代で、外国との貿易量が増大して、外国の感染症などが日本に入ってくるのを防ぐための施設ですね。

 

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建物は公園の隅に小さく建っています。

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金沢テクノタワー

金沢シーサイドラインの方に歩いて行くと、金沢テクノタワーがにょきっと建っていて、ここだけ異様に高い建物の姿を見せています。

 

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入ってすぐのところはアトリウムになっていて、広い吹き抜け空間。

左側にホテルの入り口があって、例えば八景島シーパラダイスのチケットが付いた客室プランで一人1万円~2万円ぐらいの料金でした。(土日は2万円、平日は1万円)

場所柄か、会議研修を目的としたプランなんかもあります。

 

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入って右側のカフェでは、

付近にたくさん点在している食品工場の工場直売品を売っていました。

例えば葉山の日影茶屋のシフォンケーキなどがお得に買えたりもします。

カフェがオープンしてすぐに、たくさんの人たちが訪れて、カフェをするでもなく、みなさんお菓子などを大量に購入していかれました。カフェはガラガラで、ゆったりできます。

 

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外は市松模様の水の広場で、外観もテクノタワーという名前にぴったりのデザインになっていました。

 

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さすが工場街。たくさんの工場が周りにはひしめいています。

この写真は文明堂の工場。直売所では、作り立てのほかほかのカステラを試食させてくれ、今まで食べたどのカステラよりもおいしかったです。カステラも出来立てが一番おいしいんですね。

子供と行くと風船がもらえます。

 

 

★1歳児と2度目の金沢動物園に行こう!

 

 生後6か月の時に行った金沢動物園。1歳を過ぎた今、どういう反応の違いがあるんでしょうか。というわけで、2度目の金沢動物園へやってきました。

今回は高速道路から駐車場へ直接アクセスする行き方でやってきました。高速料金がかかるのが嫌ですが、駐車場から公園バスで乗り継いで行くよりもやはり断然ラクでした。

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金沢動物園入り口のイッツアスモールワールドみたいな通路に激しく反応します。

 

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面白くてたまらないようで、何分いても飽きません。

 

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サイ。認識はするもののそれほど興味なし。

 

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ヤギ。認識はするものの、大人しく見ていました。

 

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ゾウ。認識はするものの、あまり反応なし。むしろ公園内の散歩が楽しいようでした。

一緒にいないいないばあの歌を歌って二人で盛り上がりました。

 

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そして、帰りもまた例のメルヘンな通路!

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激しく反応して、やはりとても楽しそうでした。

 

結論:6か月児も1歳児も最初の入り口が全て
のようです。動物園を本当に楽しめるのはまだもう少し先のようですね。ただこの入り口は見ごたえがあります。

 

No.229⌒★【木更津市】きみさらずタワー/【子育て】乳児と添い寝の注意点

【建築遺産のlog!】第229号

2018年12月7日

 

横浜へ帰るために市原市から木更津市へやってきました。木更津市や袖ヶ浦市はいまや東京・川崎・横浜の玄関口。ここを通らないと始まらなくなりました。

木更津市っていつも横須賀市と混同してしまいませんか?僕だけ?

同じ3文字で港町…不良が多そうなこの町は共通しています…実際はいったいどんな町なんでしょうか。

 

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旧下郡郵便局舎 国登録有形文化財

JR久留里線下郡駅から歩いて700~800mぐらいのところに旧郵便局舎が残されていました。

その建物があるお宅も長屋門付きの立派な敷地。東京から見て千葉市から先はこのような建物がたくさん残されていて、まだ首都圏の開発の波が襲ってきていない地域なんでしょうね(そして今後も)。

周りはまだ田んぼばっかりののどかな地域でした。

建物は昭和初期の建物で玄関の破風がむくりの破風になっていました。

そしてこの時代の建物によくあるピンク色の建物。なぜピンクにするのか…。ピンクの外壁に、日本風の屋根や破風が付いているのは若干違うんじゃないか、と思いますが堂々とピンク色にしてあります。

 

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現下郡郵便局

現在の下郡郵便局は絶賛改装中でした。

 

そこから西へ12㎞。太田山公園へ向かいます。

太田山公園は木更津駅前より栄えていそうな国道16号線近くのこんもりした山にあり、

ヤマトタケルノミコトと弟橘媛(オトタチバナヒメ)の伝説のある山のようです。

 

車を公園東駐車場というところへ泊めて、さあ出発(ここに行きつくまでにかなり迷ったが)。

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舗装されているのも最初の10mだけで、いきなり未舗装の山道に変わります。とりあえず案内のとおりに進みましょう。

 

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公園へ訪れたはずが、プチハイキングになってしまいました。国道16号はあんなに人がいたのに全く人けの無い山道。革靴で登ります。

 

そして、

すぐに行き止まりになってしまいました(;´Д`)

 

案内看板が非常に不親切!最初に方向が示されているだけでその後の分岐点に何も書いていないので道を間違えます。しかたなく、片っ端から道を進んでみて、何となく進みました。それほど大きな山ではないので、迷っても致命的にはならない…はず。

 

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きみさらずタワー

ようやく頂上付近へ着きました。

太田山公園には「きみさらずタワー」というのがある、と聞いていたんで、勝手にスカイツリーとか、行田市の50m展望タワーとかを想像してたんですが、まさか階段式の展望台とは思いませんでした…。

料金いくらかかるんだろうとかびくびくしていたのが、バカだった。

 

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しかし真下から見ると威圧感があります。夕方~夜にかけて行くと不気味な雰囲気になるそうです。

 

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階段の見上げは面白い形。

 

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踊り場のマンホールのようなデザインのもの(レリーフ?)。

 

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屋上からの眺め。海ほたる方面もばっちり見えます。それにしても、木更津市内は土地がたくさん余っていそうですね…。

 

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展望台の上に建っているこの二本のタワーは、古代の伝説にちなむものでした。

 

向こう側がヤマトタケルノミコト。手前側がオトタチバナヒメなんでしょう。

 

東京湾の付け根の浦賀水道を渡ってこようとしたヤマトタケルノミコト一行は、途中で嵐に遭い、オトタチバナヒメが身を投げて嵐を鎮めた、という古事によるものです。ヤマトタケルノミコトはこの地でオトタチバナヒメのことを思い、悲しみました。「君去らず」というのが木更津の地名の由来だ、と木更津市などは言っています。

 

しかし横須賀の方から来たはずなのにヤマトタケルたちは随分北に流されてしまったんですね。身を投げたお姫様の袖もこの辺りに流れ着いて袖ヶ浦市と名付けられてしまいました。

 

袖ヶ浦も木更津も、真偽はともかく、この古事に大きく影響された都市なわけです。

 

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太田山公園の片隅に建っている刀八神社は、ヤマトタケルノミコトを祀っています。

中を少し覗いてみると、奥の方に御簾がかかっていました。貴人の神様ですね。

 

★auraの子育て日記(1歳3ヶ月)

 

最近ますます寝相が悪くなってくる娘。

 

大きな布団に一緒に寝てますが、娘とは45度の角度で寝るようにしています!

 

まず、真横に寝ていた場合、真夜中に何か寝言をごにょごにょ言いながら振り下ろしのパンチをくらいます。1歳児でも寝言って言うんですね…。

 

それから真横に寝ていた場合、一番嫌なのが、一晩中至近距離で咳を受けることですね〜。

 

今まですでに子ども経由(ほぼ保育園経由)で4、5回風邪を移されたのでできるだけ離れて寝たいです。

 

だからといって90度の角度で寝ていた場合、子どもが布団をはぎとって寒そうに寝てるのに気づかないし、

何よりかかと落としを喰らいます!

 

すべてを解決する絶妙な角度が45度だと思うのです。

 

まあ布団から少しはみ出るのが難点なんですがね…。

No.228⌒★【市原市】市原の仏教スポット3選/【子育て】1歳児と猿島へ行こう!

【建築遺産のlog!】第228号

2018年11月29日

 

市原湖畔美術館から東に行くと、市原ぞうの国。そこから南に行くと、古寺が点在していたりします。

 

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そのひとつが、ひっそりと建っていた、鳳来寺観音堂。

 

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現在の鳳来寺は道を挟んだ向こうにあって、観音堂だけがぽつんと建っていました。

観音堂は重要文化財にも指定されている、室町時代の建築です。

それが、まるで集落の小さな公園の物置場のように存在していました。

駐車場も見当たらなかったので、訪れる人もほとんどいないんでしょう。

一旦は国宝にもなったそうですが、重要文化財に格下げされました。大幅な修繕を施すほど傷んでいたため、格下げされたのかもしれません。

 

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やや短めに見える扇垂木が見えました。室町時代ということは扇垂木の初期の頃のものなんですかね。少し貧弱に見えたんですが、立派に屋根を支えていました。

 

その鳳来寺からは東の方角に、西願寺というお寺があります。

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こちらは広い駐車場があります。

でも、いかにも民家というたたずまいのお寺だったので、果たして入っていいのかどうかしばらくためらいました。入ったけど…。

 

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阿弥陀堂。

あれ?さっきの建物と同じじゃないの?

建築年代も同じ室町後期。

同じ重要文化財。

 

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しかし垂木なんかを見ると、鳳来寺観音堂よりも立派なものを持っています。

阿弥陀堂の阿弥陀は阿弥陀如来なので、悟りを開いた仏様。

観音堂の観音は観音菩薩(観世音菩薩)なので、悟りを開く前の仏を目指している人。

その違いが、建築の立派さに現れたんでしょうか(*´Д`)

何だかそんな気がします。阿弥陀堂の方が、むくりのある柔らかい形の屋根で、悟りを開いたおおらかさも感じられます。

 

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最後に、市原市が誇る奈良の大仏を訪れて帰りました。

カーナビの通りに行くと、車が全くすれ違えない水たまりだらけの悪路を通らされたので注意が必要です。

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長い1本道が、大仏への道。

 

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参道横に設置された公園は草だらけでした。草以外にも、ものすごく大きな蜘蛛の巣があちこちにあるので、ここで遊ぶのはもう無理ですね。

 

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ベンチはすぐそこにあるのにずいぶん遠く感じます…。

 

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そして、これが奈良の大仏です!

小さすぎて、通り過ぎようとしました。通り過ぎても民家があるだけなので、もう一度戻ってみたら、これが奈良の大仏だった…!

 

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他の仏さまよりはたしかに少し大きめです。

周りの木と同じように、天に向かって伸びているような仏様でした。

現在では市原市の指定文化財になっています。

バイクの人たちが1組いただけののんびりスポットでした。

 

 

★1歳児と猿島へ行こう♪

 

東京湾に浮かぶ、唯一の無人島というキャッチフレーズで有名な、猿島。

猿島へは、横須賀の三笠公園から船に乗って行くことができます。

猿島への入園料も含めて、大人1500円、小学生未満は無料です。

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この船に休日などはびっしりと人が詰め込まれます。

三笠公園脇の横須賀ポートマーケットにはバスの駐車場があって、そこにやってきた観光バスからうんざりするほどたくさんの人たちが吐き出されてきて一直線にこの船に乗りこんできます。

上の階も下の階も鈴なりになった人の姿が見られるかも(冬はやや少なめかも)

1歳の子と一緒に行きましたが、酔うこともなく、機嫌よく船に乗っていました。親の方が酔っていたかも…。港のあたりは波が穏やかなんですが、島に近づくころにはかなり荒れていて、横揺れが吐き気を誘う感じでした。ひそかに心配してたんだけど、子どもは結構、強いんですね。平気な顔をしています。

 

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国指定史跡にもなった要塞のトンネルをたくさん抜けて行きます。

最近手つなぎで歩くようになってきたので、たくさん歩けて楽しそうでした。

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トンネルを抜けるとまたトンネル。森林に囲まれて、空気も澄んでいるようで、快適な散歩になりました。

 

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トンネルよりも、要塞よりも何よりも、落ち葉拾いが一番楽しそうでしたがね…。

そんなの1500円払わなくても、対岸でもできるわ!

今一番のブームは「はっぱ」拾いなのです。昔から毎日のように、子どもを近所へ散歩に連れ出していたんですが、その時いろんなところに生えたり落ちたりしている「はっぱ」を一生懸命覚えさせていたんですね。

それから、数か月…この子は見事に葉っぱ好きに育ってくれました。来る日も来る日も葉っぱを触らせて「はっぱ」という単語を覚えさせていた成果ですね(はっぱと言えずに「ぱっぱ」と言う)(一緒に覚えさせようとした「おはな」は全く覚えてくれない…)。

というわけで、1歳児にとって、はっぱの島、ということで大いに楽しんでいたようでした。

 

No.227⌒★【市原市】彫刻の湖。湖畔美術館/【子育て】立つことができて急激に行動が変わる

【建築遺産のlog!】第227号

2018年11月12日

 

市原ぞうの国とジェフ市原がある、市原市にやってきました。

ジェフ市原は最近千葉市に軸足を移しつつありますがね…。

市原市は南北に長い市のようでして、北は千葉市に隣接した工場などが多い開けたエリア。

南は市原ぞうの国や、やたらゴルフ場ばっかりある山地のエリアに分かれていて、北と南では全く違う市のようです。

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川崎の方から車で来ると、うみほたるを通ったあとはずっと休むところがなくて、市原市の高滝湖のあたりにできたPAは展望台があるので周りの景色を見ることができます。

この辺りまで来ると、ほどよく田舎で信号も少なくて車も少なくなるから、週末アクアラインを通って房総半島にやってくる人たちの気持ちがわかりますね。アクアラインさえ超えればそこからはもうストレスのないドライブが楽しめるのです。

 

さて、写真の橋の向こうに見えているのは、市原市が誇る湖畔美術館です。わかりづらいですね。近くに寄ってみましょう。

 

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これが湖畔美術館。まさしく湖畔に建っていて、海風ならぬ湖風が吹き荒れていました。

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写真を撮ったのはこの展望台。

湖畔にもこんな展望台が建っていて、そこから湖や美術館を眺めることができますが、展望台ばっかり立派に二つも作って、地元の人の高滝湖愛が伝わってきますね。

 

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湖にはこの「カゲロウ」の彫刻の他、彫刻作品がいくつか建っていました。湖から、もう美術館なんですね。

ちなみに暴風の湖風は高いところに上がるほど凶暴さが増すので、屋上は誰もいませんでした。風の強い日は注意しましょう。

 

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美術館の敷地内もたくさんの彫刻作品が置いてあります。

ここまでは無料ゾーン。敷地内には少し値段お高めのイタリアンレストランがあったりします。

有料ゾーンに入ると、もちろん彫刻作品がたくさんありますが、子どもたちが遊ぶことのできる場所がたくさんあると思います。

棒がたくさん立っていてそこをくぐり抜けて遊ぶゾーンや、季節によっては子どもたちの絵を飾っていたり、何より迷路のような建物なので探検していくのも楽しいかもしれません。

有料ゾーンの中は、

ぜひその目で確かめてください…。

 

 

★auraの子育て日記(生後1歳3か月)

 

立つことができて急激に行動が変わる

 

我が子は少し遅い方なので、まだ自力で歩くことはできないんですが、両手を引いてあげると歩くことはできるようになりました。

この2週間ぐらいでできるようになったんですが、そうなると急激に行動が変化するんですね。まるで、違う生物に進化したような急激な変化です。

 

電車の中では座席にじっとしてることがなく、抱っこしてもすぐにおりたがり、とにかく歩きたがる(歩けないくせに)。

今まではベビーカーか抱っこで親の力でいろんなところに次から次へ行ってたところ、何だか、1か所1か所に時間がかかるというか、あまりたくさんの場所に行けなくなってしまいました。

時間が急速に過ぎて行ってたのが、時間の進みがゆっくりになったような、そんな感覚を味わっています。今まで目に止まらなかった道端に落ちている葉っぱやマンホールなどに目が行くようになったり、子どもとゆっくり歩いていることで、たくさんの人や車が通り過ぎて行くので、濃密に物事が体験できているような気にもなります。

こんな時間の進み方をするのはもしかすると今だけなんでしょうね。子どもが歩けるようになって、やがて走れるようになって、長い距離を移動できるようになると、また時間が急速に過ぎて行くのかもしれません。

たまには、ゆっくりゆっくりと歩いて、身近にあるものを再発見してみるのもいいのかもしれません。