建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.228⌒★【市原市】市原の仏教スポット3選/【子育て】1歳児と猿島へ行こう!

【建築遺産のlog!】第228号

2018年11月29日

 

市原湖畔美術館から東に行くと、市原ぞうの国。そこから南に行くと、古寺が点在していたりします。

 

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そのひとつが、ひっそりと建っていた、鳳来寺観音堂。

 

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現在の鳳来寺は道を挟んだ向こうにあって、観音堂だけがぽつんと建っていました。

観音堂は重要文化財にも指定されている、室町時代の建築です。

それが、まるで集落の小さな公園の物置場のように存在していました。

駐車場も見当たらなかったので、訪れる人もほとんどいないんでしょう。

一旦は国宝にもなったそうですが、重要文化財に格下げされました。大幅な修繕を施すほど傷んでいたため、格下げされたのかもしれません。

 

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やや短めに見える扇垂木が見えました。室町時代ということは扇垂木の初期の頃のものなんですかね。少し貧弱に見えたんですが、立派に屋根を支えていました。

 

その鳳来寺からは東の方角に、西願寺というお寺があります。

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こちらは広い駐車場があります。

でも、いかにも民家というたたずまいのお寺だったので、果たして入っていいのかどうかしばらくためらいました。入ったけど…。

 

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阿弥陀堂。

あれ?さっきの建物と同じじゃないの?

建築年代も同じ室町後期。

同じ重要文化財。

 

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しかし垂木なんかを見ると、鳳来寺観音堂よりも立派なものを持っています。

阿弥陀堂の阿弥陀は阿弥陀如来なので、悟りを開いた仏様。

観音堂の観音は観音菩薩(観世音菩薩)なので、悟りを開く前の仏を目指している人。

その違いが、建築の立派さに現れたんでしょうか(*´Д`)

何だかそんな気がします。阿弥陀堂の方が、むくりのある柔らかい形の屋根で、悟りを開いたおおらかさも感じられます。

 

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最後に、市原市が誇る奈良の大仏を訪れて帰りました。

カーナビの通りに行くと、車が全くすれ違えない水たまりだらけの悪路を通らされたので注意が必要です。

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長い1本道が、大仏への道。

 

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参道横に設置された公園は草だらけでした。草以外にも、ものすごく大きな蜘蛛の巣があちこちにあるので、ここで遊ぶのはもう無理ですね。

 

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ベンチはすぐそこにあるのにずいぶん遠く感じます…。

 

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そして、これが奈良の大仏です!

小さすぎて、通り過ぎようとしました。通り過ぎても民家があるだけなので、もう一度戻ってみたら、これが奈良の大仏だった…!

 

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他の仏さまよりはたしかに少し大きめです。

周りの木と同じように、天に向かって伸びているような仏様でした。

現在では市原市の指定文化財になっています。

バイクの人たちが1組いただけののんびりスポットでした。

 

 

★1歳児と猿島へ行こう♪

 

東京湾に浮かぶ、唯一の無人島というキャッチフレーズで有名な、猿島。

猿島へは、横須賀の三笠公園から船に乗って行くことができます。

猿島への入園料も含めて、大人1500円、小学生未満は無料です。

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この船に休日などはびっしりと人が詰め込まれます。

三笠公園脇の横須賀ポートマーケットにはバスの駐車場があって、そこにやってきた観光バスからうんざりするほどたくさんの人たちが吐き出されてきて一直線にこの船に乗りこんできます。

上の階も下の階も鈴なりになった人の姿が見られるかも(冬はやや少なめかも)

1歳の子と一緒に行きましたが、酔うこともなく、機嫌よく船に乗っていました。親の方が酔っていたかも…。港のあたりは波が穏やかなんですが、島に近づくころにはかなり荒れていて、横揺れが吐き気を誘う感じでした。ひそかに心配してたんだけど、子どもは結構、強いんですね。平気な顔をしています。

 

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国指定史跡にもなった要塞のトンネルをたくさん抜けて行きます。

最近手つなぎで歩くようになってきたので、たくさん歩けて楽しそうでした。

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トンネルを抜けるとまたトンネル。森林に囲まれて、空気も澄んでいるようで、快適な散歩になりました。

 

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トンネルよりも、要塞よりも何よりも、落ち葉拾いが一番楽しそうでしたがね…。

そんなの1500円払わなくても、対岸でもできるわ!

今一番のブームは「はっぱ」拾いなのです。昔から毎日のように、子どもを近所へ散歩に連れ出していたんですが、その時いろんなところに生えたり落ちたりしている「はっぱ」を一生懸命覚えさせていたんですね。

それから、数か月…この子は見事に葉っぱ好きに育ってくれました。来る日も来る日も葉っぱを触らせて「はっぱ」という単語を覚えさせていた成果ですね(はっぱと言えずに「ぱっぱ」と言う)(一緒に覚えさせようとした「おはな」は全く覚えてくれない…)。

というわけで、1歳児にとって、はっぱの島、ということで大いに楽しんでいたようでした。