No.194⌒★【横浜市金沢区】はりぼての遺跡。上行寺東遺跡、横浜市大
【建築遺産のlog!】第194号
2018年5月11日
金沢文庫の称名寺からのんびり金沢八景駅の方へ歩いていきます。
途中にあったはずの、槇文彦氏が設計した金沢区役所は無残にも壊され、新庁舎になろうとしていました。
金沢区役所のうまいところは隣に公園があるので、その公園に建物を建てながら、現庁舎も使いながら建て替え工事を進められるところですね!
取り壊される現庁舎部分に、将来新たな公園が整備される予定です。
そしてまた40~50年後、その公園を利用することで建て替えが進められることでしょう。
都市計画の教科書みたいな敷地です。
金沢区は横浜市の中でも高齢化が進んでいる地域なので、区役所の周りの店舗など空き店舗が目立っています。金沢八景駅の近くのイオンも、店員もお客さんも共に少し年齢層が高めだったりします。
1000円カットのお店に並んでいるお客さんってだいたいスマホを見ていることが多いんですが、
イオン金沢八景店の1000円カットのお客さんはだれもスマホを見てる人なんていませんでした(高齢者だらけだから)。
…というのが歩き回って気づいたところです。
横浜市内でも場所によってずいぶん客層が違ってくるようです。
金沢八景駅北の横浜市大には、村野藤吾氏が設計した校舎があります。
池を挟んで撮るとそれなりですが、村野藤吾という名前の割に地味な建物ですねえ。
地味なので村野藤吾Wikipediaページにも載ってませんが、よくよく見ればきれいな建物のような気はします。
横浜市大の学生さんも他のところにはたくさんいるんですが、ここだけ誰も寄り付かず無人でした。
なぜ…なぜなのか。
池もあって、ベンチもたくさん置いてあって気持ちいい空間なのに。
主要な道路から外れた、奥まった場所にあるからでしょうか(答え:紫外線が多いから)。
横浜市大から南にくだった金沢八景駅のすぐ脇にある茅葺の建物も駅の再開発に伴って解体されていました。
開発終了後、補強されて復活するようです。
金沢区は駅と区役所が同時に大開発中です。
さらに金沢八景駅の南の方へ歩いていきます。
そこには上行寺という、お寺があってその脇の道を上がっていきます。
上がって行った先のこの急階段を上って行くと上行寺東遺跡があります。
階段の上が遺跡!
にわかには信じられず、左側にあるスロープの方を行くんじゃないのー?と思って
左側のスロープを登って行くと、舗装はだんだんと草ぼうぼうになって行き、
山道へと続いていきました。こういう感じは、横浜というより鎌倉っぽいですね。
そして遺跡はありませんでした。
階段を上って行くと、マンションと崖の狭間に遺跡が残されています。
岩の遺跡かと思いきや、歩いてみると何だか変な感じ。
遺跡ははりぼてみたいなセメント製の遺跡でした。
動物園の猿山みたい…。ここまで人工的にせんでもいいのに…。
五輪塔なんか、少し見ただけで偽物だとわかるクオリティです。
一応、ある程度の正確性はあるようなので、「何となくこんな感じだったんだ」ということがわかればいい遺跡ですね。
「このような保存方法は全国でも初の試みです」と説明版には高々と謳ってありました。
遺跡は鎌倉時代あたりの、武士や僧侶のお墓だそうです。
奥の方には鎌倉名物やぐら(岩をくり抜いた墓)もあります。
鉄パイプで無造作に補強してあって、これまた風情は感じられません。ゴミ捨て場みたい…。
全国で初の試みでしたが、残念感の漂うスポットではあります。
★auraの子育て日記
保育園から帰るとぐったりな話
いや、もうタイトルだけで完結してるような話なんですが、
娘は保育園から帰るとぐっっったりして眠ってしまいます。
午後6時過ぎにはすでに寝て、数回の授乳起きを経て朝の5時まで眠りっぱなしです。
いったい保育園で何が行われてるんだ
…と思うほど泥のように眠る子。スパルタ教育とか行われていないよね。
たぶん、保育園では他の子どもがたくさんいるので興奮してよく遊ぶんでしょう。
それに引き換え週末の親と一緒のお出かけではだいたいベビーカー移動なので昼間も結構寝ています。
たぶん、その差なんですね。
しかしそうは言ってもこうも眠り方が違うのか、というぐらい平日と休日では違います。
ということはきっと、保育士さんの仕事も相当疲れが溜まるんでしょうね。
夕方、泥のように眠るほど遊びまわる子どもたちの相手を一日中してるのが保育士さんです…。
つくづく、大変な仕事です。
今後、保育料高すぎだ!と文句言うのは止めることにします…。