建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.190⌒★【目黒区】と周辺の建物1・目黒区役所、森のとなり、東京恩寵教会

【建築遺産のlog!】第190号

2018年4月27日

 

目黒区を歩いています。

目黒区まで行くと、少し街を歩いただけでも面白そうな建物がたくさん建っていますね。

 

森のとなり

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デザイナーズテラスハウスを名乗る「森のとなり」は、武井誠氏と鍋島千恵氏のユニットのTNAという設計事務所が設計したものです。

 

一見して、無秩序についたサッシ。大きさと位置はバラバラです。

テラスハウスということで、1階~3階まで専有。それが横に何戸も連なっています。

 

間取り図を見ると部屋は整形でなく斜めの壁があって、自由に設計されています。

うなぎの寝床状だけど、斜めの壁のお陰で後ろか前はラッパ状に広い部屋。

 

家賃は1LDK15万~25万といったところでした。

 

「森のとなり」の「森」とは、となりにある「林試の森公園」の森のようです。

林試の森公園は、昼でも高い木がうっそうとしていて暗くて、まあそれはそれでいい雰囲気の公園でした。

こんなに深い森だとマンションは、夏は虫が大変でしょうね(´・д・)。

 

森のとなりは残念ながら、ぎりぎり品川区に入るようです。となりの公園までが目黒区。

 

東京恩寵教会

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恵比寿の方から中目黒方面へ歩いて行くと、東京恩寵教会という、

野老正昭氏という方が設計した建物がありました。野老氏はもう亡くなってしまいました。

 

屋根の扇状のルーバーが特徴的。

十字架が屋上にあるのはいいんですが、テレビアンテナもそれに準じて存在感を放っています!

 

そして、この建物もぎりぎり渋谷区側にありました(;´Д`)。目黒区じゃないじゃん…。

 

目黒区役所

東京恩寵教会を越えて、中目黒駅も越えてきたあたりにある目黒区役所。

設計は村野藤吾氏。

完成は1966年(昭和41年)だというので、既に52年の月日が経過していることになります。

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もう、正面を見ただけで立派な建物ですね。

 

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目黒区役所は、横方向の太い線と、縦方向の感覚の開いたルーバーのような列柱でデザインされています。

 

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中庭の水盤に写る建物の姿もとてもきれい。

 

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どこから撮ってもきれいなのが目黒区役所です。

 

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エントランスは琥珀色のぽつぽつが天井に付いていて、

 

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密かにトップライトになっていました。

 

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袖壁も、ひとつの作品のようになっていますね。

目黒区ともなると、区役所も一級品です。

 

 

★auraの子育て日記

 

ハンドリガードを進化させる娘。

 

モーニング娘。みたいな題名になってしまいました。

ハンドリガード、というのは4,5ヶ月前にもこの欄に書いたことがあるんですが、

「(自分の)手の発見」です。

自分にも手というものがある、という発見で、手を表にして裏返して表にして裏にして…………くるくる動かしながら見つめるのがハンドリガードという行為なんだそうです。

 

娘は時折、ハンドリガードを今までずっと続けて来たんですが、

このほど、ハンドリガードがバイバイに進化しました( ´∀`)。

というより、周りの大人がハンドリガードをバイバイだと勘違いしてるのが原因だと思いますけどね…。

 

今や、周りの園児にも先生にも親にも鏡に写った自分の姿にもハンドリガードバイバイを繰り返して人気を博しています。

 

最近はそれを両手でやるようになったので、琉球踊りのようになってきました。

 

子供の個性って、子供自身が何を続けてきたかに加えて、周りの大人たちが囃してそれを伸ばして行くんですね。

 

…と、ハンドリガードをバイバイと勘違いして喜んでいる大人たちを見て思いました。