No.223⌒★【鎌倉市】源氏山公園のあとは…銭洗弁財天、佐助稲荷
【建築遺産のlog!】第223号
2018年9月19日
源氏山公園までやってきたら、有名な銭洗弁財天まではもう少しです。
日野俊基墓の横の道をまっすぐ進んだら右と左の道がありますが、どちらでも銭洗弁天には到着します。
左に行って、その次もさらに左に行ったら、鎌倉七切通しの一つと呼ばれる化粧坂切通しへ通じています。
化粧坂切通しの入り口。向こうが源氏山公園。
険しそうに見えて、それほど険しくもない道が続いてます。
土の道になっているので雨の日の次の日に行ったら道はぬかるんでいて靴が汚れます!
岩を削った階段がしばらく続いて、
それは小さな段差だったり、大きな段差だったり…もっと一定の高さにしてくれい。
この切通しを通って古代の鎌倉の人々はどこまで行ったんでしょうね。
鎌倉から源氏山を登って、藤沢の方にでも出る道だったんでしょうか。
七切通しの中でも、どこへ通じる道だったのか分かりづらい切通しだと思います。
ここが麓側のゴール。ほんの数十m~100mぐらいの道のりです。
この先通行注意とかスリップに注意とか書かれています…ぬかるみには気を付けましょう。それから岩場は滑りやすいのでスリップには注意しましょう。
まあ、見事に岩場で滑りましたが…。
化粧坂切通しは、この先寿福寺などを通り、鎌倉駅方面に続いています。
写真は寿福寺参道。
化粧坂切通しの方に行かなければ、
銭洗弁財天に辿り着きます…。ここには冬に訪れました。
相変わらず、銭を洗う人の群れで賑わっています。
人間は、なんて欲深い生き物なんだろう…と思いながら、ほとんど何もせずに通り過ぎました。
紙幣を洗う人がたくさんいるんだけど、そういう人は…たぶんお金持ちにはなれない気がします。
銭洗弁財天を真っすぐに抜けた先に階段があって、小さな道を少し進むと、
guta というカフェがあります。
ほうほう、チーズケーキが300円、安いな…と思ってたら、
ドリンクセットで300円Σ(OωOlll)
いったいこの価格でやっていけるカフェなんてあるんでしょうか。ひっそりと佇む古民家で…
というわけで古民家のカフェに入ります。
古い家具や道具もたくさん陳列されていて、オーダーを待っている間も眺めていて飽きません。
天井は、蜘蛛の巣にからめとられたように、
放射状の棹縁と、四方の壁に平行に張られた天井板で構成されたデザインになっています。
300円とは思えぬ内容のケーキセット…。
客から受け取った300円は全て銭洗弁天で洗って利殖でもしているんでしょうか(;´・ω・)
良心的値段設定のカフェを出て(2人でたったの600円)、
そのまま銭洗弁天に戻らず、さらに進むと(正確に言えば左に曲がって突き当りを右)、
佐助稲荷という稲荷神社があります。
ここは無数の狐が支配する神社でした。
岩という岩には石の狐や工業生産品の狐が鎮座しています。
どこを見ても狐。
出世や仕事運などの願いがここには詰まっていました。
たくさんの祠と狐。
源氏山界隈は、恋も金も出世も、ぐるっと回るだけで一度に願うことができます。
源氏山は源義家(八幡太郎)が戦勝を祈念した山だということで、源氏山というらしいですね。
源頼朝もここで平氏追討の祈念をしました。そういう意味では実績のある山です。
恋と金と出世に飢えている方は、ぜひ…。
もちろん、まず自分の心を洗い清める必要があると思いますが。