建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.183⌒★【酒々井町】大佐倉城と北極星信仰の話

【建築遺産のlog!】第183号

2018年4月2日

 

本佐倉城は大佐倉駅から

 

佐倉市の東の端っこに、大佐倉駅という偉そうな名前の駅がありますが、ここから歩いていけるところに、佐倉城が築かれる前に本城だった本佐倉城(もとさくらじょう)があります。

 

大佐倉駅は名前だけは偉大ですが、京成線の中では最も乗降客数が少ない駅、とWikipediaには書いてあります。

大きくないじゃん…。

 

周りには古い寺や神社がたくさんあって、東西南北どちらへ行っても、台地。台地といっても見た目はもう山です。

人はあまり住めそうにありません。

 

大佐倉駅は京成佐倉駅から下って1駅目の駅。

 

京成佐倉駅はたくさんの人がいるのに、一駅下っただけでこんなに人がいなくなるんですねえ。

 

ぼくが降りた時も降客は自分含めて2人だけでした。

 

線路の北側に出口がありますが、すぐに南側へ渡って京成本線沿いを北東に歩いていきます。

 

きつそうな階段がある麻賀多神社を通り過ぎて、さらに100mぐらい進んだところを右折。

 

本佐倉城の中へ

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そうすると、田んぼの向こうに本佐倉城が見えてきます。正面の少し小高い丘の上が本佐倉城です。

 

本佐倉城というからには、こっちは元々の佐倉城ということなんでしょうね。

 

でも

本佐倉城と言っているのに、城の主要な部分は佐倉市ではなく酒々井町の範囲なんですが…(;´Д`)

というわけで今日は酒々井町(しすいまち)のお話になります。

 

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入り口はどこから入っていいのか最初はよくわかりません。

少し先の木があんまり生えてない台地の方に行ったら、作りたてらしき道が続いていました。たぶんそちらが正解。

 

手前の方のこんもりとした森の中へ入って行くと、大変な目に遭います。

 

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このように矢立と呼ばれる板を置いて、敵を防いだようです。

…こんなんで防げるのか?

 

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いろんな場所に看板が設置してあってその場所の概要はとても分かりやすいんです。

 

分かりやすいんですが…ひとつ残念なことがあって、描かれている地図が絶対に北を向いているんです!

 

何が残念かって、自分は南を向いているのに地図は北を向いているので真逆に進まないといけなかったりするんですよ。

分かりやすそうで分かりにくい地図です。

 

かといって、地図をどう直せば一番わかりやすいか、と言われても全然わかりませんが(*‘∀‘)

 

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なるほど、地図はこの際無視して、写真の順路だけを気にしていけばいいわけですね(*‘∀‘)

写真の説明によると、この先は城山虎口があって、正面が城山です。

 

城山と本佐倉城のれきし

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城山に到着。

城山はススキの大群に占拠されてしまっていました。

 

佐倉城を造ろうとして、2度の暗殺で造ることができなかった千葉氏。

 

千葉市の本佐倉城は、秀吉の小田原攻めの際に落城。城主の千葉氏も滅亡してしまいました。

まあ、佐倉城が完成していたところで形勢は変わらなかったでしょうね。

 

そのあともしばらくは陣屋程度で細々と使われますが、佐倉城築城と共にその歴史を終えました。

 

ススキや草に覆われたこのお城は、歴史に埋もれた長さを物語っているようです。

 

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城山からところどころ、見晴らしがいいところはあります。

もう、城内は畑になってますね…。

 

妙見信仰

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他にも、郭(くるわ)がいくつかあって、どこもだだっ広い草地でした。

おにぎりを持って、のんびりピクニックとか良さそう…。

 

ここは妙見郭と呼ばれていた郭だそうです。

 

妙見宮と言えば、御祭神は北極星。写真の、立っている場所から真正面が妙見郭があった場所で、その方角は北。夜になると北極星が真正面に現れることでしょう。

 

城主の千葉氏は、北極星を軍神として崇め、千葉神社など多くの場所で妙見様の信仰を行ってきました。

 

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お城の北の端に設けられた展望台からは、筑波山が見えるそうです。筑波山は北北西!惜しい…。

 

千葉市にある千葉神社からは、筑波山は真北ぐらいに位置しています。千葉神社の妙見(北極星)信仰には筑波山も絡んでいるのかもしれません。

 

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まあ、筑波山は見えなかったですがね…。筑波山はここから70㎞ぐらい北北西にあります。

 

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ちなみに、最初の入り口のところで手前の方から森の中へ入って行くと、

崩れた階段、

蜘蛛の巣だらけの真っ暗な通路、

倒木で塞がれた通路

などが立ちふさがっていて、迷った挙句、ただ引き返すだけになってしまいました…。

 

★auraの子育て日記

 

枕と肩こりの話

 

ここ数年、肩こりがひどいなあ、と感じていたんですが、

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もしや、この枕が原因なのか('Д')と気づきました。(数年間経って気づく…)

高さにして10㎝以上あり、そもそも見たとおり枕というか、抱き枕用の枕なんです。

これで肩こりにならない方がおかしいですよね(…と、数年経って気づく)

 

数年間、毎日毎日肩こりと戦ってきて、湿布薬を貼ったり、お風呂に長めに浸かっていたり、仕事以外のパソコン作業を控えたり涙ぐましい努力をしてきました。

 

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そこで買ってきたふつうの枕。ふつうの形、普通の高さ、低反発枕のふつうの枕。ニトリ製980円。

 

やれやれ、これで肩こりは無くなる……

 

と思いきや、全然治りません(;´Д`)

 

そもそも枕が原因なのか、低反発がだめなのか、意外と低いとだめなものなのか、何なのか不明ですが、肩こりは継続しました。

 

そこで!

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使い始めたのが、赤ちゃん用枕。

赤ちゃん本舗などで売っていて、2000円程度で買えると思います。安心な日本製。

 

これを使うと……肩こりは見事に解消されました(*‘∀‘)我が子(乳児)には使わせません。

結局は普通の枕も、高さが高いんですね。

この枕は赤ちゃん用ということもあって、どの枕よりも低いものです。

 

そして、真ん中にある窪み。ここに頭が絶妙にフィットしてくれて、寝心地も良いです。本来は赤ちゃんのずり落ち防止、姿勢の維持などの役目なんでしょうけど。

 

普通の枕でも肩こりがひどい!という方。

一度赤ちゃん本舗に足を運ばれてみてはいかがでしょうか…。