No.85⌒★生える市役所【福生市】
福生市
福生市は人口が5万数千人の小さな町ですが、市域の1/3が米軍横田基地になっているので、その面積は7㎢しかありません。
他の町にもまたがっている横田基地もまた、面積は約7㎢なので、ほぼ同じ大きさです。
福生市民は、巨大河川の多摩川と、横田基地に挟まれた、幅1㎞ぐらいの狭い地域に住むことを余儀なくされています。
JR青梅線の電車が、福生駅に到着すると、ふっさー、ふっさーとアナウンスされるのに、女子高生が爆笑してました…( 'ω' ;)
もちろん、福生の地名の由来は「ふっさふさ」ではなく、塞ぐ、とか蓋とかの言葉に由来するそうです(詳しくは福生市HPを見てね)。
福生市は、北からの敵を防ぐ、最前線基地だったのです。
西は、大岳山などがある奥多摩の山地、東は狭山緑地がある、これまた山地に挟まれていて、北の敵が入ってこれないように塞ぐには、最適な土地なのかもしれません。
防ぐという言葉も塞ぐから来てるのかもしれませんね。
福生市役所
福生市役所は2005年の平成17年に建てられました。
1、2、3、4、5…12階建?
ではなく、5階建の建物でした。
山本理顕設計工場による設計。
タワー2棟が建っていますが、それらは低層部でつながっています。
窓がたくさんあって大きな建物に見えます。
丘の広場
と呼ばれる低層階の屋上では、
棟と棟に挟まれた空間は芝生敷で、ピクニックしたくなるような空間が広がっていますが、人の姿は全くありません。
入っては、いけないのかな……?
福生市は、東京都とはいえ、田舎なんですね。
ピクニックをしたい人たちは、みんなこぞって立川の巨大パーク・昭和記念公園に出かけて行ってしまうんでしょうか。
建物の色が赤ピンクなので、補色の緑色の芝生と良い組み合わせ。
建物と芝生以外、幟やら、広告塔やら、汚いものが何もないところが、とてもいいと思います。
高層棟は、地面から生えるように建っていました。
ガラスも斜めになっていますね。というより、斜めになってることをアピールするように設置されています。
無情にも、福生市役所は、日曜日は完全閉庁していました。
普通、少しは開いているものだと思うんですが完全シャットアウト。
図書コーナーとか、市民ホールとか、開いてるところはなく、
開いているのは、直接入れる、信金のATMコーナーだけです。
入り口が塞がれている、福生市役所から引き返すしかありませんでした…。