No.48⌒★整備がいまいちの岡田記念館【栃木市】
栃木駅からずっと北上して行った先には、
国選定重要伝統的建造物群保存地区の栃木市嘉右衛門町伝統的建造物群保存地区が有ります!
黒い、黒いよ。上の行だけ真っ黒…。
重伝建地区、もしくは単に伝建でも通じると思うので、
嘉右衛門町の重伝建地区ですね。
建造物単体での保護ではなく、地域を一括して保護してしまおう、という制度です。
日曜の昼過ぎなのに、誰一人いない栃木市嘉右衛門町伝統的建造物群保存地区!
重伝建地区の多くはこんな感じで、一体何がしたいのかよくわからないところがあります。
民家が多いので、あまり観光客には来てほしくないんでしょうね。
重伝建地区最初に現れる、舘野家住宅。
国登録有形文化財。
総2階建にベランダをくりぬいた変わった形式です。
伝建地区中央部には、岡田記念館というところがあったので入ってみました。
入場料を800円取られ、
饒舌な受付のおばさんの話を延々と聞かされることでしょう。(逃れるのは不可)
それはそうと、岡田記念館というのはこの汚い建物群のことでしょうか(´Д`)?
800円…
中学校の友達の八尋くんちの農家の家がまさしくこんな感じでした。
今にも崩れ落ちそうな日本家屋、掃除されてない雑然とした庭…。
嫌な予感が漂いますが、一応回ってみます。
岡田記念館は展示室がいくつかに分かれています。
古道具を置いてある展示室とか、壺とか、漆器とか武具とか。
これらが一体どのような価値があるのかは分りませんが、
ただ、ただ、説明も無しに雑然と置いてあったり、貼ってあったりします。
手に取れる位置にあるので、価値としてはそれほどないのでは?と思ったりします。
その中でも、この龍の絵はとても立派なものです。4畳分もある、大作です。
龍の爪は3本。
右側の龍。ふた部屋にまたがって置いてあります。
表玄関はこちらですね。敷地の最奥にひっそりとありました。式台もある格式ある入口です。
例幣使様もこちらから入ったんでしょうか。
そして、
見どころは、
以上になります(;´Д`)。
800円にしては物足りない内容…
いささか残念な気持ちで帰りかけると、
受付の饒舌なおばさんから、別館の方も行ってくださいね、との声が。
どうやら別館もあるようです。
改めまして、別邸の「翁島」です。
土嚢が少しあれですが、落ち着いたエントランス。
少し街道からそれていて、敷地は本邸よりも広いかもしれません。
ふたつ合わせて、800円なんですね。
建物は本館よりかなり立派なものです。
少し背の高めの2階建。
下見板張りの木造家屋。
こちらも饒舌なスタッフが隅々まで案内してくれます。親戚かな…?
別邸なのに、豪華なつくり。
それひとつで家が建つという銘木の何々などお金がかけられています。
翁島は広く、庭に竹林や池が広がっていました。
この別邸翁島は、有形文化財に登録されていますが、本邸の方は無印です。
でも面白いのは本邸の方ですね、いろんな意味で…。