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建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.9⌒★菓子処と別荘のセット(御殿場市)

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秩父宮記念公園から歩いても行けるとらや工房にやってきました。
入り口は立派でわくわくしますが、非常に蚊が多くて困りものです。
数秒でたくさんの蚊にわいやわいや襲われましたΣ(´д`;)
茅葺の門の下にはブタの蚊取り線香も置いてありますが、なんの役にもたってないですね。

まったく、蚊取り線香みたいな対処療法より、根本的な対策をしてほしいものです。

 

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とらや工房は大きな楕円形の歩行通路の一角を占めるように湾曲して建てられています。

 

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内部は気持ちの良い木の空間。

両側開けっ放しで涼しい風が入ってきます。蝶々も、蚊も入ってきます…。

客はたくさんいるのに、テーブルはいっぱい余っていました。持ち帰りのお客さんが多いんですかねえ。

 

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そうめんとお餅をいただきます。緑茶は、急須から最後の一滴のおいしいところまで入れてくれました。

◎とらや工房
設計:内藤廣建築設計事務所
竣工:2007年平成19年
構造:鉄骨造一部木造

 

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旧岸邸が隣にあります。隣と言っても広大な敷地のため少し歩いたところにありました。
安倍首相の祖父の岸信介邸ですね。

 

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神奈川周辺の日本建築なら吉田五十八!と言っても過言ではない、吉田五十八氏設計です。
父親が58歳の時に生まれたから吉田五十八(いそや)だと、書いてあります。

5男で第八子でもあるそうで、つくづく5と8に縁がある人です。 

 

吉田五十八氏は王道的な日本建築に見えて、現代的な要素も盛り込んできます。まあ、新日本建築といった方がいいでしょうか。
前に行った鎌倉の吉屋信子邸も、同じように縁側に面して畳を敷いていましたね。そして上まで障子にして、できるだけ明るい床の間にしようとしています。
設計の考え方は一緒のようです。

 

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↑これが、同じ吉田五十八設計の吉屋信子邸。どことなく一緒です。
欄間の代わりに障子、高さもほぼ一緒、縁側の畳、床の間の置き方、、、。

 

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書斎。

 

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↑こちらは吉屋信子邸書斎。

全く違うようですが、目の前にサッシと正方形の障子、左側に物入れ、という構成は一緒です。

 

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リビング。家具がビッグすぎて邪魔すぎてうまく写せません。

 

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サッシと雨戸の隅部は大変に混みあっています。よくよく見ると障子のラインもあります。
サッシがピシーッと閉まるところがよく見えるように、柱は外に置いてくれました。

 

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ここはなかなか政治家っぽい部屋だなあと思いました。
政治家の部屋ってどこかけばけばしい印象がありますよね。

色使いがとても暑苦しくて、熱い議論はできそうですが、くつろぐことはできなさそうですね。

◎旧岸邸
設計:吉田五十八
竣工:1969年
構造:木造一部RC造