No.118⌒★別荘的住宅群【逗子市】旧脇村邸
逗子市郷土資料館から、葉山の道の方へ下って行きます。
とても暑い日で、
猫も日影でぐったりしていました(´Д`)
同じ態勢で寝らんでも…。
逗子市郷土資料館とは違う道を登って行くとある、旧脇村邸。
同じ蘆花記念公園内にありながら、通る道が違います。
付近の住民に怪しいやつだ、と白い目で見られながら登って行くことになります(気のせい?)。
この辺りは、とにかく山あいの土地にびっしりと家が建っているので、見つけるのは大変かもしれません。
「赤い橋を山の方へ」を目印に登って行くと、旧脇村邸はあります。
ビーチやマリーナが近くて、富士山が見える土地、ということでなければこんなに人が住むこともなかったんでしょう。
大きなスーパーは作れず、車道は広げられず、観光客はやたら多く、住むには不便な場所だと思います。
その旧脇村邸は、国登録の有形文化財です。
脇村さんは東京大の教授でした(建築したのは別人物)。
数寄屋風の意匠で造られているということですが、
建物は締め切っていて、外から眺めるのみ。
しかし、外観だけでも十分に数寄屋感が伝わってくる建物です。
建物を紹介する案内板は立派に立っていましたが、敷地内は草がぼうぼう。
案内板とか、手すりとか、最初の整備だけで満足してしまった模様です。
逗子市はこういう日々の清掃とか草刈りを怠る傾向にありますね(-_-メ)
グーグルマップによると、この写真の先に、道があるはずですが、藪とバリケードによって閉鎖されていました。
この道が封鎖されてると、またさっきの住民に白い目で見られながら帰らないといけないんですが…。
逗子といえば、東逗子駅から南の方の丘へだいぶ登ったところに、
佐藤浩平氏設計の住宅があります。
崖のへりに沿うように建てられた住宅。
もし、敷地の奥行きが深ければ、違う形になったと思います。
敷地が横に広かったので、こういう形にしてみたんですね。
奥から手前へと、だんだん軽やかになっていくデザインをしています。
住人が帰るときも、
崖の下へ駅の方へ降りていくときも、
しっかり見えるリビング。
谷が一望できる立地。
逗子市は全体として、リゾート要素の多い町なのです。