No.52⌒★千葉市南部の建造物【千葉市】大巌寺、ホキ美術館
千葉モノレールからは離れ、JR本千葉駅→蘇我駅まで電車で移動。
そこから徒歩で約1㎞、坂道や曲がり角をたくさんこなすと
淑徳大学の先に大巌寺があります。
広い寺内ですが、持っていた多くの土地が今や淑徳大学の敷地になっています。
いったい昔はどれだけ広かったことでしょう。
大巌寺の開基はこの付近に勢力を持っていた千葉氏四天王のひとりの原胤栄夫妻(夫妻?)、
開山は道譽貞把上人です。
世界大百科事典によると、
開山と開基は同義語的に用いられるが、寺院の創建に尽力した資主を開基とよび,その開創の僧を開山とよんで区別している、だそうです。
金を出した原胤栄夫妻が開基、開いた僧の道譽貞把上人が開山ですね。
無理やりスロープが付けられた大巌寺本堂。
お寺といえどもバリアフリーを考えなければならない高齢化社会なのです。
正面の唐破風が、形といい色合いといい、とても美しいものです。
その下にアルミサッシが、横一列にビシィッと並んでいるのは、少し残念ですね。
お寺といえども隙間風を無くすアルミサッシを考えなければならない超高齢化社会なのです。
ちなみにこのお寺は国登録有形文化財。
なんでしょう、金属屋根にアルミサッシという組み合わせで、あまり有り難い感じはしません。
ただ、屋根などの形は他には変えられないものを感じるので、それで有形文化財に登録となったんでしょうか。
元は江戸末期に建てられたものだそうですが、その改修のために陳腐なものになってしまいました。
大巌寺の近くには高貴そうな猫がただぽつんと座っていました(シャム?)。
近づいても逃げず
媚びを売ることもなく
ただぽつんと座っています(顔だけ警戒してる)。
土気駅からはまた1㎞ぐらい、今度は住宅地の中を歩いて行きます。
そこにあるのは有名なホキ美術館!
知らない人の車がいい感じに停まっています。
右にある鉄筋の針の山は壁代わりです。
街からかなり離れている割に、入館料が高過ぎる割に(1800円)、たくさんの人が入っていくのは驚きでした。
それにしてもこの町外れで1800円の入館料は高過ぎでしょう。
この異様に建設費の高い建物(40億円)の資金回収だとしか思えません。
ホキ美術館はこの長い箱が2列に並んで建てられていて(2列3段?)、一筆書きにぐるぐると地下2階まで歩いて回れます。
片持ち(キャンチ)の構造で、最大30m飛び出しているそうです。
ギャラリー1の企画展から始まり、地下2階のギャラリー9まで、結構なボリュームがあり、そのすべてが写実画の作品です。
写真のような風景、
写真のような人、
写真のような動物、
写真のような裸婦(/ω\)
内部写真は撮れないのでぐるぐると外観を撮るしかないですね。
右上の箱がエントランスの箱、左上がギャラリー1、左下へ移ってギャラリー2、右下のギャラリー3と繋がっていきます。
それにしても長い建物で、作品を見回るのは疲れると思います。
あながち、1800円は間違っていない、妥当な値段だったのかもしれません…。