建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.38⌒★はじめての厄除け【佐野市】佐野厄除大師

栃木県佐野市にやって来ました。

東京からだと、JR宇都宮線で小山からJR両毛線へ乗り換えか、

浅草あたりから東武スカイツリーラインで館林→東武佐野線に乗り換えて行きましょう。

いずれにせよ、かなりの長旅です。

 

佐野駅か、佐野市駅からは徒歩15分ぐらいで”SYD”佐野厄除大師に到着します。

 

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佐野厄除大師は金色のお寺でして、

金色の梵鐘*.+゚

金色の門*。゚

金色の本堂☆゚.*・。

と、金色で埋め尽くされています。

 

佐野厄除大師は最初、法相宗の寺院として944年に開山しました。

その後一時衰えましたが、天台宗の寺として復興を果たします。

寺の場所は、最初の場所からは移転して今に至ります。

徳川家光も参拝していただけあって、徳川家とのつながりも深いお寺で、

至る所に三つ葉葵の紋が使われ、東照宮も境内にありました。

 

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トイレという文字が気になりますが、彫刻で埋め尽くす東照宮

 

 

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金色の本堂☆*。゚

ここで厄除け祈願が行われます。

 

厄除けをしたことがないのは自分だけかもしれないので紹介する必要などないかもしれませんが、

厄除けの流れは、以下の通り。

これを読むと、厄除けマスターです!

 

①まず本堂前でお金を納めましょう。

厄除け祈願のみ、方位除け祈願のみの方は3000円以上の金額を(3000円でいいと思う)

厄除けと方位除け両方の祈願の方は5000円以上の金額を(5000円でいいと思う)納めます。

 

②たくさんの人と、待合所に詰め込まれて待ちます。

完全に法事の雰囲気を味わえます。

 

③お坊さんの呼び出しと共に厄除け法要が始まります。

まずは、偉そうな僧侶1人によるソロお経から。

始まったか始まってないかよく分からない時は、どうやら始まっています。

続いて、太鼓の僧侶(テノール)とお経だけ(アルト)の僧侶を加えて3人のトリオによるお経になります。

木にロウソクで火を点け、少しずつ木を燃やし始めます。

さらに二人の僧侶が加わり、大合唱に至ります。(テノールとアルト)

まるで、クインテット五重奏の盛大な音楽のようで、ここまで「厄除け」に対して半信半疑で来ていたとしても、3000円の出費に納得できると思います。

テノールとアルトのお経ハーモニーと、大太鼓、それから護摩焚きの時に発せられる不定期な金属音と、どんどん大きくなる火勢が厄除けイベントを盛り上げていきます。

厄除け祈願は視覚、聴覚、嗅覚(線香)をふんだんに使った音楽だったんですね。

 

お堂の中はこれまた金色で、

金色の柱゚+。:.゚

金色の燭台☆;.+*:゚+

金色の壁*・゜゚・*:.。

などで覆い尽くされていますがそこに真っ青な不動明王?が立っていてとても目を引きます。

不動明王の後ろには御簾があり、数体の仏像がうっすらと見えますが玉眼が怪しく光を放っています。

護摩焚きの上には3m四方ぐらいの金属製巨大レンジフードが備えられていて、いくら燃やしても煙は来ないでしょう。

 

④お経が終わったら木の御札をもらって火のそばで手をかざし、仏像にお参りしてから、退出しましょう。

御札には、酒を備えると果物や米などの100個分の効果があるそうです。

餅は50個備えるのと同じ効果。

ここはお寺なので御札には仏様がいらっしゃるんでしょうが、仏様でもお酒を呑まれるんですね…( 'ω' ;)。

 

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近くの第一酒造に寄ってから帰ります。

ここも、有形文化財の棟が5棟ぐらい建っていますね。

 

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2本買って1本は御札に差し上げます。

効果は100倍。