No.63⌒★早大大隈講堂と受験生【新宿区】佐藤功一・大隈庭園・都電荒川線
早稲田大学へ行くときは
東京唯一の路面電車、都電荒川線で行くといいですが、そういえば乗ったことが今までなかったですね。
接続する駅が王子とか大塚とか町屋とか、ほとんど行くことのない駅ばかりの路線なんです。
運賃は全線乗っても、165円というお手頃価格。でもそのせいか、すごく混んでいました。
巣鴨の方を通るからなのか、とりわけ老人がたくさん乗っているような気がします。(そんなわけでいつも席には座れないと思います…)
電車というより、雰囲気はバスですね。
早稲田駅から10分かからないぐらいの、早稲田大学大隈講堂は重要文化財に指定されています。
贅沢にも鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造で、
1927年昭和2年に建てられたロマネスク様式の建物です。
ロマネスク様式は窓が小さめなのが特徴で可愛く感じます。
そもそもロマネスク様式が用いられたのは10世紀ぐらいのことで、
その頃は、異民族の侵入などで建物に防御機能が必要な時代で、建築技術がまだまだ未熟だったせいもあって、小さな窓しか付けられませんでした。
ロマネスク様式の建物は一般的に壁が1mもある分厚いものだそうですが、そうなるとなおさら大きな窓は作れないですね。
↑群馬県庁舎(低い方が佐藤功一氏の設計、高い方は佐藤総合計画)
佐藤功一氏は早稲田大学に今も続く、建築科を創設した方でもあります。
入ろうとすると、入り口に何か書いてあります。
「受験生保護者様控室」(一般の方の御入室はご遠慮ください…)
(゚Д゚;)保護者連れで受験を…
足が不自由だから付き添いだとか、皇族のお方のお受験だから護衛代わりに必要だというわけではなく、
何でもない受験生の保護者が付き添ってくるんですね。(T_T)
受験生が、保護者を連れて来た時点で落第させればいいのに…
大学生にもなろうとしてるのにガキか!と思いますね。(大隈講堂に入れなかったことに対する恨み混じり)
怪しい入り口。
仕方がないので裏へ回って大隈庭園でも散歩していきます。(普段は大隈講堂に入れるのかは、知りません)
水は、濁り、あまりきれいな庭園でもないですが、都心にしてはかなり大きな庭園で、のんびりとできます。向こう側に見えるのは食堂などの棟。
それにしても、立派なカメラを持って写真を撮っている人が多いですね、ここは。
なぜ、たいしてきれいでもないこの庭園に、カメラ愛好家が集まるのか、謎です。
もしかすると、地方から出てきた受験生の連れのお父さんかもしれないですが、まあよく分かりません。
この公園では、
受験生の頭上にはまだサクラは咲いていません。
咲いているのは、梅でした…。