建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.121⌒★日本のポンペイ【指宿市】橋牟礼川遺跡

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東京よりは平均気温がだいたい3℃高い指宿市

もし、地球温暖化が進んだとしたら、東京も指宿のようになってしまうんですね。(温暖化してるかどうかは別として)

 

それにしても、すさまじい暑さです(´Д`)。

遮るものが無い町。エアコンが効いた、気軽に休めるところのない町。

そんな指宿の観光の目玉は、砂蒸し風呂です…(´Д`)。

 

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砂蒸し風呂は、名前を聞いただけで汗が噴き出てくるので、近くの橋牟礼川遺跡へと向かいました。

橋牟礼川遺跡国指定の史跡指宿駅からは、南へ500mほどの距離です。

2ヘクタールある、とても広い公園ですが、草刈りのおじいさんとぼくの二人しか、ここにはいませんでした。

草刈りのおじいさんは、作業小屋のまわり数メートルだけ一生懸命草刈りしていました。

やばくなったらいつでも小屋に逃げ込める態勢ですね、さては。

 

橋牟礼川遺跡は、縄文時代から平安時代ぐらいまで連綿と続いた集落で、

ポンペイのように開聞岳の噴火で埋もれた遺跡ではないかと言われています。

鹿児島では、桜島が鹿児島湾を形作り、最南端では開聞岳が指宿一帯を形作ったので、あんなにいびつな形をしているんですね。

大噴火の日は分かっていて、西暦874年の3月25日(旧暦3月4日?)に開聞岳の大噴火は起こりました。平安時代の、遣唐使が廃止される前の国風文化が生まれようとしている時代でした。

そこから時が止まり、今また土器など日の目を浴びることとなった貴重な遺跡なのです。

 

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もこもこした暑苦しい感じの竪穴住居。

そんな竪穴住居たちが公園内に点在しています。

竪穴住居の中も、日陰で涼しいかと思いきや、すごい暑さでした。

噴火でそのまま集落が残ったとしても、茅などは無くなっているだろうし、本当に、このような形をしていたんでしょうか…。

 

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暑いのでたまらずビールに逃げこむ結果に…(´Д`)。

 

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駅の西側にある長寿庵という和食処で、豪華な内装の店内です。

指宿駅は東にしか出口がなく、トンネルを潜らないといけない西側には観光客は来ないので、長寿庵は地元の人たちでにぎわっています。

 

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その長寿庵には、そぼろ+温玉の「温たまらん丼」という丼ぶりがありました。

たしかに、そぼろの濃いめの味と温玉がマッチしたたまらん味です。

暑い中、歩きまわった甲斐があったと思う瞬間です。