No.55⌒★藤枝市民の憩いの場所蓮華寺池【藤枝市】とその奥の若王子古墳
軍を持たず、交戦権も認めないって…。
もし、これが信長の野望とかだったら、始まってすぐの第1ターンで全隣国が攻めてくると思います。なにせ、軍がいないんだから。
攻めるなら騎馬隊がいいですね。
他国より出し抜けて城を落とさないといけません。
その後は支配するも良し、略奪するも良し、皆殺しにするも良し、やりたい放題です。
そんな、やばい国に我々は住んでいるわけですね…(T_T)
田中城から北上します。
すでに徒歩数キロ歩いてるので、疲れを感じはじめました。
近くには、前川國男氏設計の藤枝市岡出山図書館などというものもあります。
が、たいして見るべきものはなさそうですね…。
なぜか屋上への登り口は塞がれています。
図書館機能としても、昔ながらの狭い、かび臭い、暗い図書館という感じです。
不要な間仕切りなんかもあって、
いくら有名建築家の建物とはいえ、壊して新しい図書館にしたくなります。
その、さらに北には。
蓮華寺池という池があります。
駐車場には広いスタバもあり、第一駐車場も第二駐車場も満車。
ここは、それはそれはもうたくさんの藤枝市民でにぎわっています。
藤枝市民に子供の頃の思い出を聞くと、3位以内には必ずランキングされるであろう、蓮華寺池。
写真の口ばしが白い、黒い水鳥はオオバンです。
口ばしから頭の先まで白いことから、英語圏ではハゲの代名詞のように使うこともあるそうで、
Wikipedia大先生によると、「上嘴から額にかけて白い肉質(額板)で覆われる。」
とあるので、やっぱり禿げてるんですねー
ここには、そんなオオバン他数種類の水鳥がいて、
水鳥写真家も池の周りに多数陣取っていてじっと動かずにカメラを構えてました。
蓮華寺池の後ろにある山道を登って行きます。
舗装されたアスファルト道路ですが、
時たま隠し階段があるのでそこを登ると近道になります。
気付かずに登ると数倍の長さの道を歩かされることでしょう。
水道管だけで立っている水道。足元が腐食しています。
1㎞ぐらい登ると、頂上です。
南の駿河湾から、北東の富士山まで、とてもいい眺めです!
頂上は史跡の若王子古墳と呼ばれ、20以上の墳墓がずらっと並んでいました。
昔の首長はこういう、眺めのいい場所に墓をつくることも多いですね。
ずらっと並ぶ古墳。左の窪みが22号墳かな?
奥が2号墳。その奥が23号墳。(たぶん)
手前から4号墳、5号墳、24号墳。左奥に8号墳、9号墳(たぶん)
時代としては5世紀から6世紀と推定される、一般的な古墳時代です。
富士山は、山と山の間に顔をのぞかせています。
この辺りでは富士山を一番良く眺められる場所かもしれません。
その地を、昔の首長たちは永遠に眠る場として選んだのです。
富士山を独占する、山の頂に。