No.106⌒★うーめんのれきし【白石市】
東京から宮城県白石市までは、秋田新幹線・東北新幹線ですぐに行けます。
それにしても、最近は東京駅から北へ向かう新幹線の種類が非常に多くなってて、
あさま、かがやき、はくたか、Max、とき、たにがわ、はやぶさ、はやて、やまびこ、なすの、こまち、つばさの12種類ほど(Maxは2種類?)が東京駅を発着しています。(南行きは3種類)
そのうち、白石市の白石蔵王駅に停まってくれるのはたったひとつ、「やまびこ」のみです!(つばさが連結されたやまびこも)('Д')
北へ向かう新幹線は、普段北行き新幹線に乗らない人にとって、カオスな状況になっています。
いったいどれがどこ行きなのか、、。
「はくたか」とか「なすの」がどの地方の、何に由来する言葉なのかもわからないんです(はくたかは灘の日本酒?)。
例えば秋田新幹線は「なまはげ」、東北新幹線は「いたこ」、北陸新幹線は「ひゃくまんごく」とか名付けてもらえれば分かりやすいんですが。
新幹線ひゃくまんごくが3番線に到着しまーす、とかアナウンスされたら、あ、金沢にも行ってみたいな、と思うはずです。(観光推進)
新幹線かがやきが到着します!のアナウンスでは、金沢に思いを馳せることは1ミリたりともないでしょう。
その新幹線やまびこに乗ってやって来た白石蔵王駅からJR白石駅までは2㎞ぐらい離れています。
歩いて行けなくもない距離。
白石は白石城の城下町ということで、駐輪場も城っぽい形をしています。
白石と言えば、まず思いつくのはうーめん(温麺)ですね。
うーめんは素麺とうどんの間のどちらかというと素麺寄りの麺で(分類はたぶん素麺)、白石市内にたくさんの温麺店があります。
そのうち、白石駅から徒歩4分ぐらいのところにある、
白石うーめん処なかじま本店
ですが、
味は、、、普通のうどんが素麺風になった、というだけかな…。
ただ、セットになっていた、天ぷらはすさまじいおいしさでした(*‘∀‘)ビールが進みます。
とりわけサービス精神がある店で、
食後にコーヒーが付いてますけどいかがですか?→ビール飲んだのでいりません、
のくだりを3人の従業員と入れ替わり立ち代わり繰り返しました('Д')
どれだけコーヒーを飲ませたいんだ。
店に、小学生が書いたものと思われる「うーめんれきし新聞」が壁に貼ってあったので読んでみます。
“うーめんのれきし
温めんを作った人の名前は「いえもん」という人です。
どうして温めんを作ったかというと、いえもんの父は、びょう気で油が入った物は食べれなかったので
油を作わない温めんを作り入を思いやる「温かい心」から温めんとなりうーめんという名前は、
「ウマイめん」からうーめんという名前になりました。”
「人を思いやる」、が「入を思いやる」になってるところなどが可愛い新聞ですが、
温めんは油を使わない食べ物なんですね。
でもセットの天ぷらは油だらけ、、
いえもんの精神はまるで生きていません。
そして天ぷらの方がおいしかったりするのです。
秋田県湯沢市の稲庭素麺も油を使わない素麺で、うーめんに似ています。
でも、うーめんの方が有名になったのは、その名前の奇抜さと、白石市の住民のうーめん愛にあるのだろう、と感じました。
…というわけで、建築は城型のしょぼい駐輪場しか出てこない、
好き勝手言うだけの、「建築遺産のlog!」第106回をお届けしました(*´∀`)