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建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.57⌒★蔦の細道・東海道・宇津ノ谷の旧道の話【藤枝市】

ヤフー知恵袋ってサービスあるじゃないですか。

教えてgooなんていう類似サービスもあって、素晴らしいサービスだと思うんですが、あれに答えてくれる優しい人って一体何者なんですかね。

例えば僕がウルトラマンのことなら任せとけってぐらいウルトラマン専門家だったとしたら、

ただひたすらウルトラマンの投稿が来るのを画面の前で待ってるんでしょうか。

 

何ももらえないのに。

 

そんな素晴らしい人がいる、ヤフー知恵袋は不思議だなあ、と思ったんです。

さっき、投稿をずっと見てたんですが、僕が答えられそうな内容のものは、皆無でした…

(。´Д⊂) 。

 

 

★*.+゚

旧東海道ができる前までの細い道を「蔦の細道」と言って、

宇津ノ谷の峠越えをする険しい道です。

蔦に覆われた細い道のことだと思いますが、

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つまり、こういう道のことでしょうか?(参考写真)

マムシが出そうであまり歩きたくない道です。きっと蜂もいますね。あと、イノシシも。蜘蛛の巣にも引っかかります。

 

駿河なる宇津の山辺のうつつにも
      夢にも人にあわぬなりける

という在原業平の歌が残っています。

 

「宇津」と「うつつ」を掛けています。宇津ノ谷で夢にもうつつにも恋のことを考えている、男の歌です。

 

百人一首でも有名な、在原業平

ちはやふる・・・」の在原業平の札を読まれたら、

「からくれなゐにみつくくるとは」の札をバシッと取ってやりましょう!

 

在原業平は、伊勢物語の主人公と言われる平安時代の人物で、美男子です!

しかし残念ながら和歌以外の才能はない頭の悪い男でした。

 

 

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小田原攻めに行く豊臣秀吉により、この東海道旧東海道)が通されました。

蔦のない、当時では広い街道です。

 

現・東海道は大きなトンネルがある上下2車線の立派な道路(国道1号線)になっています。

トラックがバンバン通っていて排気ガスが臭いので、歩いてだと通りたくありません。

 

明治時代にはそれらとは別にトンネル(隧道)が掘られました。

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これが隧道の入り口。

ひと気がありませんが、掃除はきっちりとされていて、清潔感があります。

アーチのレンガは4層に施工されています。

 

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中は強い明かりがついていて、意外と恐くないかも。

向こうから2人組とすれ違ったので、それがなかったら恐かったかもしれません…。

それにしてもきれいなトンネルです。

 

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レンガは下段がイギリス積、上段が長手積で積まれている、ツートンのおしゃれなレンガ造隧道でした。

 

当時としては最先端のこの隧道は、「日本最初の有料トンネル」として営業されていたと、藤枝市観光協会のHPには書いてあります。

旧東海道の山道を歩くとすごい山道で大変な思いをすることになるので、有料でも繁盛してたと思います。

 

藤枝市側には、宇津ノ谷峠超えの安全を祈願する地蔵も並んでいました。

峠超えは命にも関わる、危険なことだったんですね。

 

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300mほど歩いた先にある、静岡市側の出口です。

 

藤枝市は説明板のみあり、静岡市は説明板に加えて3D地形図まで用意されていて、使われた予算額がまるで違います!

 

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宇津ノ谷の静岡市側にある集落は、瓦屋根のまだまだ古い町並みを残しています。

山の斜面にへばりつくようにある緑は、茶畑。

静岡の山間部の茶畑はすさまじくて、

人力で登れないところは簡易モノレール(?)を設置してあるのはもちろん、数十mの断崖絶壁の際まで茶畑にしているところもありました。

 

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谷に囲まれた集落です。

ここも観光地として期待されているのか、石畳など整備がばっちり進んでいます。

藤枝市も、静岡市も、何とか観光で生き残らねば、ともがいているのがありありと見えるようです…。