建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.27⌒★横浜港を取り巻く船たち1大さん橋にやってくる船

横浜港には、たくさんの船舶がやってきます。

横浜港と一口に言っても広大で、

有名な大さん橋や赤レンガ倉庫の周りの新港埠頭、

コンテナがどんどんやってくる大黒埠頭

ヤンキー漫画で有名になった本牧埠頭(のD突堤)

なども横浜港の一部でしょうか。

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大さん橋はアレハンドロ・ザエラ・ポロ氏とファッシド・ムサヴィ氏によって設計されました。

何度聞いても覚えられない設計者名です

(つω・`。)

二人はエフオーアーキテクツという設計事務所をイギリスで立ち上げ、大さん橋も設計しました。

エフオーアーキテクツは、「Foreign Office Architects」の略で、その名の通り、二人ともイラン,スペイン生まれでイギリス人ではありません。

 

1階は接岸部に続く、駐車場や防災センター、

2階は広大なロビーやイベントで使われるホール、

3階は屋上広場で、のんびりしたり、ランニングしたり、船や景色を眺めることができます。

 

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結婚式も行われます!

 

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いつもいる船、ロイヤルウィング。

レストランクルーズをすることができます。

ランチバイキングが3500円、ディナーバイキング5400円など。

1960年竣工、総トン数2876トン、旅客定員630人です。

 

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ロイヤルウィングの夜景。

ランチクルーズ、ティークルーズ、ディナークルーズと一日じゅう目まぐるしく働いていて、やっとその仕事が終わったところです。

 

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比較的よく見る、レアというほどでもない客船「飛鳥Ⅱ」。

1990年竣工、総トン数50000トン。旅客定員872人です。

 

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こうして見るとそびえ立ってて大きく見えますが、大さん橋によく来ると分かりますが、他の超大型客船に比べて小さい方なのです。

 

飛鳥Ⅱはワンナイトクルーズで4万円から、アジアパシフィックグランドクルーズの一番高いコース(38泊)で900万円ぐらいします(;´Д`)。

 

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イギリスのダイヤモンドプリンセス。

2004年竣工、総トン数11万5千トン、旅客定員2706人です。

総トン数を見ると、飛鳥Ⅱの2倍以上、ロイヤルウィングの約40倍の大きさです!

料金は例えば日本一周クルーズ9泊10日で17万~90万円、南米60日間クルーズで135万~195万円ぐらいです。

あれ?意外と安いですね…飛鳥Ⅱより。

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近づくとその巨大さが分かります。

このあと、港側の楽隊による演奏が始まり、出航が始まりました。

 

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ブルーライトヨコハマなど、横浜に関する曲などを演奏したあと、出航していきます。

岸壁から少し離れたところで最後の曲が終わり、洋上から乗船客の盛んな拍手と歓声が聞こえてきました。

 

ダイヤモンドプリンセスは建造中に火事に遭い、

納期に間に合わせるために、

急きょ同じく建造中だったサファイヤプリンセス号の船体をダイヤモンドプリンセス号に改修して就航させたので、

実は、今見ていたものは、サファイヤプリンセスとして航行するはずだった船ですね。

 

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サファ…ダイヤモンドプリンセス号は横浜ベイブリッジを通って大阪へと去って行きました…。