乳児を連れて横浜ダックツアーへ行こう♪
最近横浜にもダックツアーがお目見えしました(ここ1年ぐらいの間かな?)。
ダックツアーは水陸両用車で陸上と海上の観光スポットを巡るツアーです。
調べた限り、東京、日光、ボストン、大阪、湯西川などなど世界中、いろんな都市で運行しているようですね。
でも日本で乗るなら、有数のウォーターフロントの美しさを誇る横浜で乗るのがいいでしょう!( ´∀`)(横浜びいき)
まず桜木町駅から歩いてすぐの帆船日本丸の近くにいつの間にかできたスカイダック専用のチケットセンターでチケットを買います。
チケットは大人3500円、子供1700円、乳幼児は無料。
チケット料金はかなり高めですね。ちょっとしたランチクルーズが楽しめそうな料金です…がもちろんランチはついてきません。
行きたい人はできるだけ子どもが乳幼児期に行くといいでしょう。
近くにトイレがあるはずですが、分かりづらいので駅で行っておくと安心です。
チケットを買うときにクジを引いて、スカイダックのミニカーが当たりました!
ダックといいつつホエール柄の車体。水上も陸上も走り抜けるという豪快さを売りにしているからだと思います。
だったらスカイホエールでもいいのに、と思いますが、豪快なのは海上へ飛び込む瞬間。
海上へ浮かんでしまえば、のんびりのんびりとアヒルのように進んで巡ります。
ベビーカーは乗るときにスタッフの方にお預け。
出発場所と到着場所が違う場所になってますが、そこまでベビーカーを持ってきてくれました。
車内はクリスマスの頃に行ったのでクリスマス仕様。
子連れにはやや狭めの座席ですが、全ての席が埋まることはあまりなさそうなので、子連れなら一人で2席使っても、大丈夫そうです。一応、席は指定されますが。
トイレに迷ってたのか一組、乗車が遅れてなかなか出発しませんでした…。
まずは陸上の観光から。
ジャックの塔(横浜市開港記念会館)を通りかかりましたが、ビニール屋根のせいで塔の上の方はあまり見えません。
キングの塔は平べったいのでしっかりと見えました。
ここまで子供は次々と移り変わる景色で目がらんらんとしています。
でも、僕は酔いやすいので多少グロッキーになってます(;´Д`)。
バスとしては少し振動が多いかもしれませんね。(船モードになると揺れが増してさらに気持ち悪くなります…)
なぜ写真は横に…。
バスはジャックの塔→キングの塔→赤レンガ倉庫などと通って、横浜コスモワールドまでやってきました。
コスモワールドの桜木町駅側の入り口から、海へ突入します。
海へ突入する瞬間。
水しぶきが上がって豪快に海へ滑り降りて行きました。
一度海へ突入する前に止まって、バスを船モードにする必要があるそうです。
運転手さんもバスの免許と船舶の免許のダブル持ち。
運転手さんの隣にいる、予備の運転手さん(こちらの方がベテラン?)も両方持っていて、運転手さんに何かがあったときなどもしもの時に備えています。
その他にはガイドさんがいて、後方にも1名スタッフがいました。
船客はこの日はおよそ10名ほど。
それに対してスタッフは4名。
うち2名はバスと船舶の両方の免許を持って、人件費も資格手当ですごく高そうです。
だから3500円などという高い料金がかかってくるんですね。
3500円には予備の運転士や予備の後方のスタッフなどという「安心費」も含まれているのです。
もし、転覆した時には救助法を学んだスタッフが多いほど助かる可能性は高まる…はずです。セウォル号みたいに船長が逃げ出さなければ。
横浜はいつも歩いていますが、まったく新しい角度から見る横浜。
道行く人も手を振ってくれます。
海の上ではシートベルトも必要ありません。道路交通法もここまでは及ばないんですね。シートベルトはきつめなので、陸上から水上へ降りて行くと、解放感を感じられます(シートベルトからの)
大桟橋には飛鳥Ⅱが停泊していました。
ダックツアーは、ぶつかるんじゃないかというぐらい飛鳥Ⅱの至近距離まで近づいてくれました。これも普段見ることのない景色。
ダックツアーに乗るときは、大桟橋に大きな船が泊まっているときに乗るのもいいかもしれません。
桟橋から見ると、下の方は見えないので、飛鳥Ⅱの本当の巨大な姿を間近に見ることができました(もっと接近します)
クリスマス時期だったので、たくさんのサンタが水上に浮かんでいました。
船客はサンタを撮影し、サンタはスカイダックを撮影していました。
肝心の子供は、飽きたのか海に入ってしばらくしてから泣き続け、横浜3塔が同時に眺められるという海上スポットのあたりでは手が付けられない状態になりました。
なので、ガラガラに空いていた後ろの座席に移動して、あとは泣くにまかせていました。
乳児連れのダックツアーは、空いている時間帯を狙って行ったほうがいいかもしれません。
昼までは観光客の出足も遅いので朝一番ぐらいの便が良いと思います。
ところで、スカイダックは横浜桜木町付近を歩いているとよく目撃します。
赤レンガ倉庫付近を走っている、赤レンガ倉庫より赤い姿や(赤レンガ倉庫って赤くないね)、
観覧車に乗ったときにも偶然写真の中に写り込んでいました。
中央にあるのは温泉施設の万葉倶楽部の建物。それを写真に撮っていたら…
左上の方にスカイダックが映っていました。くいっと曲がったようで航跡が曲がってます。
これは桜の時期に写したものです。
海上から桜を眺めるダックツアーもいいですね。
観覧車の真ん中の鉄骨だらけのところを撮ろうとした時も…下の水上ではスカイダックが走り抜けていました。
陸上を走っているスカイダックもよく見かけます。スカイダックはすでに横浜の景色の一部となっていました。
No.171⌒★【逗子市】岩のお寺。法性寺、岩殿観音
【建築遺産のlog!】第171号
2018年2月16日
まんだら堂から大切岸へ行く途中の道で下山していくと、法性寺というお寺があります。
降りて行くとたくさんの子猫たちが戯れていました。
そしてまた石切り場。
ずいぶん四角く立方体に仕切り取ったものです。やぐらのようにも見えます。
この石切り場があるあたりから下は法性寺の広い墓場。
山の方にも祠があったし、この山全体に墓地が散らばっているんですね。
墓地の中にも石壁に開けられた穴。
もしかすると、石切り場として開けられた穴を、いつしか屋根付きの墓地(やぐら)として利用し始めたのが鎌倉のやぐらの始まりかもしれないなあ、と岩窟を見ながら思いました。
法性寺は日蓮宗の寺院です。
日蓮が、浄土宗などを邪教として戒めた立正安国論を出してしまったため、怒った浄土宗の信者に襲われてしまいました。
そこへ現れた白い猿たちが、岩窟へ日蓮を隠し、暴徒からの難を逃れました…
…という岩窟がこちらだそうです。
岩の庇も付いていて、やや不自然に丸く切り取られています。
石で塞いでしまえば、暴徒たちも素通りするかもしれません。
中を恐る恐る覗いてみると、五輪塔が1基、あるだけでした。
五輪塔は何らかの生命を持っているようで、仏像が置いてあるよりなんだか恐ろしさを感じました。
法性寺を降りて、逗子駅方面へ。
数百m歩いたところには、岩殿観音というお寺があります。
いわとの観音ではなく、がんでん観音と読むんだそうです。
岩の殿。岩の上にある建物とか、岩を削ってつくった建物だったことが想像できますね。
鎌倉周辺は、岩に囲まれていていました。
山門では浄財100円を納めていきます。
でも、ここに来たとき100円がどうしても見つからなくて、50円しか入れられませんでした。
すみません、50円足りなかった日の犯人は僕です(;´Д`)(1万円札ならあった…)
次に近くを通りかかったときに残りを入れていくことにします。
山門を入ってすぐに始まる細くて長い階段の参道。
すぐ上に2人組の参拝客。お寺にはこの2人組しかいませんでした。
ここは鎌倉から近いとはいえ、鎌倉市内からは外れです。古寺ですが、ゆっくりと参拝することができます。
視覚効果を狙って、わざわざ草木を植えているのか、植物が階段へ迫っていました。
階段を登り切った上からは、海が見えるのか見えないのか、絶妙なもどかしさの景色。
位置的に言って、一番向こうの山が葉山マリーナあたりの海ですね。手前の森のせいで残念な景色になってしまっています。
岩殿寺は721年に創建されました。
徳道というお坊さんが、この辺りを通りかかったとき、ここに光が差し込んでいるのが見え、ここで禅を行っていたところ十一面観音が現れ……というお話でお寺が誕生していったようですが、いずれにせよ相当古い、鎌倉時代以前の古寺です。(建物は江戸期の建物)
徳道は奈良の長谷寺を建てた真言宗の僧。この寺は真言宗からいつの間にか今の曹洞宗に変わってしまいました。
奥の院岩殿観音と書かれた岩窟内では、行基が岩に十一面観音像を彫ったと伝えられます。
やはりここでもやぐらのような岩窟が重要施設になっています。
岩殿観音という名前のお寺は埼玉県飯能市の山中にもあって(東松山市にもある)、
やはり行基が洞窟の中で休んでいたときに、夢のお告げで十一面観音像を納めよ、と言われたらしくここにも観音像を安置していきました。
夢のお告げというのは今のところ僕のもとには来ないんですが、来る人には何度でも来るんですね…( 'ω' ;)
★auraの子育て日記(生後6ヶ月)
機嫌の悪さと良さは隣りあわせ
6ヶ月乳児ちゃんは機嫌がいいとき、すごくたくさん笑ってくれます。たくさんしゃべって表情も豊か。
…でも、それが一瞬で急激に暗転して機嫌が悪くなっていきます。
機嫌の良さは機嫌の悪さの前触れ。
逆に、能面みたいに無表情なときは、そこからは特に機嫌が悪くなるわけでもなく機嫌が良くなるわけでもなく、ずっと大人しくしているのは不思議ですね。
思えば、嫌いだと思っている人とずっと一緒にいたら好きになったり、
嫌だ、と思って食べず嫌いになっていた食べ物がその後大好きになったり、
好きと嫌い、機嫌が悪いと機嫌が良いなどは実は隣り合わせの似たものなのかもしれません。
…と、急激に機嫌が悪くなる、数秒前まで機嫌がすごく良かった子を見て人の不思議さを感じました…。
No.170⌒★【逗子市】まんだら堂ウォーキング。名越切通、やぐら群、石切り場
【建築遺産のlog!】第170号
2018年2月13日
まんだら堂
…心霊スポットとして名高い恐怖のやぐら群…(;´Д`)
やぐらとは、洞窟に埋葬された墳墓で鎌倉独特のものです。
そのやぐら群では、鎌倉時代の武士の霊が現れ、時には足音が追いかけてくるそうです…。
まんだら堂はあまりに恐怖スポットなので、期間限定でしか開堂していません……もとい、保存管理の都合上、期間限定でしか、開堂していません。
しかし、恐怖スポットであることは確か。…らしいんですが、霊に関しては感じたこともないので、気にせず行ってみます(*‘∀‘)(霊なんてほんとにいるのー?)
パンフレットによると、
①JR逗子駅バスのりば6番
亀が岡団地循環 緑ヶ丘入口 下車 徒歩8分
亀が岡団地北 下車 徒歩5分
②JR鎌倉駅バスのりば3番
緑ヶ丘入口行き 緑ヶ丘入口 下車 徒歩8分
から行けるそうなので、逗子駅からバスで行ってみます。鎌倉駅より逗子駅の方が、観光客が少ないので、バスも乗りやすいからいいですね。
逗子駅の駅前は広いバス乗り場が広がっています。
バスを降りて小さく書いてある案内に従って進んでいくと、階段が現れます。
金網に石を敷き詰めた地盤補強材を蛇篭(じゃかご)とか、ふとんかごとか言いますが、蛇篭擁壁の階段を上って行きます。
登って行った先は、T字路になっていますが、とりあえず右に進みましょう。(亀ヶ岡団地から来た場合は一本道なのでまっすぐ)
右に進むと、国指定史跡の名越切通にたどり着きます。
鎌倉は山々に囲まれて閉じた町で、
鎌倉時代は首都の防衛のために行き来できる場所をしぼり、こうした少数の切通しなどを通って外部と行き来していました。
鎌倉市内から、名越切通を通って三浦半島や現在の横浜市金沢区の方へ抜けていたと思われます。
切通の上の方には、切通を俯瞰できるように展望台が設けられています。
今の路面から少し掘ったところに、江戸時代の道が眠っていて、鎌倉時代の道の高さは逆に今よりも高かったかもしれないけど分からない、という旨の案内板が立っていました。
鎌倉人たちは案外、この展望台くらいの高さの道を歩いていたのかもしれないのです。
先ほどのT字路に戻って、こんどは左へ行くと、少し険しい道を歩いたあと、まんだら堂が現れます。
まんだら堂には何人かの職員(ボランティア?)のおじさんたちがいてパンレットを配っているので、霊を怖れている方も安心です。
そしてすぐに眼前に現れるまんだら堂。今までたくさんやぐら群を見てきましたが、これほど大規模なものは初めてです!
なぜまんだら堂というんだろうと思ってましたが、
まんだら絵図の楼閣のように建てられているからでしょうか。
穴のひとつひとつには五輪塔がたくさん納められています。(その右側の大きな石は顔?(;´Д`))
五輪塔は後の時代の人が追加の法要で納める場合もあるので、複数立っているからといって、複数人が埋葬されているとは限らない、とどこかのやぐらで聞いた気がします。
案内板には、斬首されたと見られる骨が見つかっていますが、殺した敵の埋葬地だったのか何なのか、判然としないそうです。
ただ、昼間に行くと、おじさんたちがたくさんいてのんびりと案内をしてくれるし、古い墓地だからと言ってあまり怖い雰囲気はありません。
夜は、怖いでしょうねそりゃ…。子供が落ちて死んだという古井戸も近くにあるそうです。
奥の方にも、ずーっと続いていて、かなり広い墓地だったようです。
ここにも展望台があって、上から眺めることができます。
やぐら群はこの先の左奥までずっと続いています。
まんだら堂を出て、さらに進むとまだ名越切通が続いていました。
鎌倉は岩だらけの山で守られていたんですね。
登ったと思ったら下ったり、岩を削るのが大変だからか岩なりに道が続いています。
途中、鎌倉にたくさんいる台湾リスに今日も遭遇。
鎌倉に1日居れば、少なくとも1回は見ることができます。
ずんずん進むとお猿畠の大切岸と呼ばれる、鎌倉時代あたりの石切り場が波のような景観を生み出しています。
プリンをスプーンですくうように、ずいぶん滑らかに切り取れるものですね。
鎌倉の人たちはたくさん岩を削って行きました…。
★auraの子育て日記(生後6か月弱)
最近は、娘はベビーカーに乗ってすぐに寝ます!
乗って歩き始めた瞬間に横を向いて、目を半ば閉じて眠りにつこうとします。
家を出てすぐに寝て、目的地に着いたら起きて、また外に出たら寝る毎日。
まるで、家から目的地までの道のりには私には見るべきものは何もないわ。とでも思っているかのようです。
あるいは、目的地では眠れないことがわかっているから、移動中にたくさん寝てやろうという打算かもしれません。
あるいは、ベビーカーに乗ると歩いていく方向によって太陽がぎらぎらしてまぶしいから最初から目をつぶって寝ていた方が安心だ、という知恵かもしれません。(ベビーカーにとって太陽は天敵です)
…そのような理由だったら末恐ろしい子供です。
ベビーカーに初めて乗った頃、街路樹も電柱も塀も周りの世界全てにびっくりしていたあの頃が懐かしいです。まだ6か月児だけど…。
No.169⌒★【函館市】市街地奥地の見どころとバス待ち。トラピスチヌ修道院、六花亭、香雪園、函館アリーナ
【建築遺産のlog!】第169号
2018.02.09
五稜郭公園をぐるっと時計回りに図書館のある方へ回ると、六花亭の函館五稜郭町店があります。
建物をギリギリ隠すか隠さないかの高ーい木々で、正面を隠した六花亭。
駐車場からはうかがい知れぬ向こうに六花亭のおいしい食べ物たちが待っています。
設計は、「高市 都市・建築・デザイン」という変わった名前の設計事務所で、2003年に竣工しました。
「高市」と「都市〜」の間はスペースが入るらしいです…。
誰もが知っているレーズンサンドはもちろん、見たこともない六花亭のお菓子がたくさん並んでいました。
カウンターの向こうには、巨大なガラスで視界が開けられていて、五稜郭公園が一望できます。
桜の季節は窓のすぐそばにもたくさん立っている桜の木々によってピンク色の風景が見られると思います。
(でも、今回は初冬だったので土色の風景…)
カフェコーナーも併設されていて、比較的空いているので、カフェもしていきましょう。
そこから、
もはや函館空港にも近い、トラピスチヌ修道院に、バスでやってきました。
バスは本数があまり多くない上にカオスなバス路線図なので、レンタカーで行くのがいいかもしれません。
もう一度バスで行け、と言われてももう行ける気がしませんないほど、
どこをどう行ったのか、全く思い出せないけど、
よく辿り着いたものですね…。
トラピスチヌ修道院は、別名天使園というだけあって、入り口から天使(ミカエル)が待っている修道院。
よく刈り込まれた植木の、広いアプローチを登っていきます。
観光客は、市街地からは遠すぎるためか、そんなにはいません(そしてみんな車)。
山に囲まれた函館の奥地に建てたのは、修道院という特殊な施設だからなのかもしれません。
昔、男子修道院の生活風景の映像を音楽もセリフもなく3時間延々と流すという、恐ろしい映画を見たことがありますが、
だいたいのところその生活内容は、起床→祈り→食事→祈り→奉仕→祈り→食事→奉仕→祈り→祈り→祈り→祈りみたいな生活が絶え間なく続いていく感じで、生活が進んで行っていました。(途中、寝た)
トラピスチヌ修道院でも農作業や商品としてのお菓子造りなどの奉仕と一日七回のお祈りに明け暮れた生活をして、その一生を神や人々に尽くしています。
観光客は、前庭のここまで。この奥には修道院の施設が広がっています。
他には、売店があって、クッキーなども売っています。
トラピスチヌのクッキーは楽天市場とか、北海道物産展でも売っていて、全国的な売り上げは相当なものでしょうね。
ただ、トラピスチヌ修道院は修行の場だけあって、「観光」という意味ではイマイチな場所かもしれません。
修道院の雰囲気を少し味わったり、函館市市民の森という公園が隣に広がっているので息抜き程度に来るといいでしょう。
トラピスチヌ修道院からは湯の川の方までバスで行って、数分歩いたところにあるバス停から乗り換えて行くと行ける香雪園(岩船氏庭園)。
分かりにくいバス停に悪戦苦闘の末、何とか行けました。やはりレンタカーでの移動が良い地域です。
トラピスチヌ修道院のバス停には売店があったり、暖かいので過ごしやすいです(このバス停まで来ないバスもあるので注意)。
香雪園は国指定の名勝になります。
香雪園は、新潟県岩船郡出身の岩船さんが函館にやってきて呉服商として成功し、その私的庭園として築かれたものです(その後、函館市へ譲渡)。
北海道として、庭園の国指定名勝は、ここだけ。北海道では珍しい庭園です。
園内にはアカマツや杉、イチイなど本州では珍しくもない植物がたくさん植えられていて、温室ハウスもありました。(廃墟?)
本州出身の岩船氏にとって、本州の木々や、温室に植えられていたであろう花などは、懐かしさも感じたと思います。
広い庭園というより公園で、杉がたくさん立っているゾーン、低木のゾーンなど、次々に風景が変わってきます。
ただ、残念なことに、庭園の東半分はゴルフ場になってしまっています。ゴルフ場は冬は営業できないのでソリ遊びができるゾーンになっているようで、子供連れにはいいかもしれません。
旧岩船邸。茅葺ですが、モダンなデザインに仕上げられています。
他には入り口の方には、ビジターセンターがあり、職員しかいないのに強烈な暖房で室内を温めていました。
暖房代はもったいないけど、誰もいないし、暖かいし、バス待ちとしては最高のスポットです。(そしてバスはなかなか来ません)
帰りはバスで近くの湯の川温泉へ。湯の川温泉近くの函館アリーナが夕方になり、夜になると、
ふんわりとした光できれいに輝いていました。
室内に点々と点いたダウンライトが天の川のように見えます。
函館アリーナは大建設計の設計で、2015年に建てられました。
左側がメインアリーナで、右側が武道館とサブアリーナの2階建て。連星のように繋がった双子のアリーナです。
暖かいし、きれいなので、バス待ちにいいですね。
(バス待ちばっかりですね…)
ここから、飛行場行きのバスに乗って帰路に着きます。
月も、頭上で輝いていました。
★函館のマンホール
函館のマンホールを集めてみました(*‘∀‘)。
函館といえば、イカ(らしい)。毎年6月になるとイカ漁が解禁されるそうで、新鮮でおいしい真イカ(スルメイカ)が採れるそうです。
函館には、春か秋遅くしか行ったことないから、まだ食べたことないですね…。
イカは雨水管でした。
汚水管に描くわけにはいかないでしょうね。
そして五稜郭柄の汚水管マンホール。
五稜郭の中に旧函館区公会堂(黄色い縁取りの建物)が描かれています。
汚水管マンホールには小さいものもあります。デザインはほぼ同じ。
旧函館区公会堂の文字が止む無く消されています。
No.168⌒★【函館市】五稜郭タワーから建物を眺めよう
【建築遺産のlog!】第168号
2018年2月5日
今日は五稜郭へ向かいます。
五稜郭へは、函館駅から函館市電に乗って、五稜郭公園前下車。
そこからカラオケ屋とかが並ぶ、あまりきれいではない街並みを見ながら、徒歩10~15分ぐらいで到着します。
もしかしたら直通バスもあるかもしれないので、駅前のバスセンターに聞いてみるのもいいかもしれません。(バスマップを見たけど路線だらけでカオスだった…)
五稜郭へ着いたら、まずは五稜郭タワーへ登りましょう。
料金は一般900円。やや高いからか、エレベーターはそんなに混んでませんでした。
五稜郭タワーの1階はしまうまみたいな天井ルーバーで天井が覆われていますね。
1階にはお土産屋、チケットセンター、イベントスペースなどがあり、2階はレストラン、展望台は地上90mの高さにあります。
展望台からはもちろん五稜郭が一望できますが、
雪の季節に行けば真っ白な雪化粧が見られ、桜の時期に行けば、桜色に染まる五稜郭が見られることでしょう。
しかし行ったのは雪も降らない冬の初め。土色の五稜郭でした。なんか家蜘蛛みたい…。
五稜郭タワーから見えるこの建物は函館奉行所(函館御役所)の建物。
屋根の色がとてもきれいです。
本当はもっと他にも建物が建っていたはずですが、この建物だけ置かれているので唐突感があります。
函館奉行所は建築面積1000㎡、延床面積も同じくらいで、総平屋建てで建てられていて、正面だけでは想像できないほど奥にかなり広い建物です。
平成22年に竹中工務店他の企業体によって新築復元されました。
役所の入り口(右)は反り屋根で威厳のある風格、内玄関(左)はむくり屋根で柔らかな感じ、上に太鼓櫓が付いている変わった建物です。
太鼓櫓が建物の中心に建っていて、役所の玄関はその少し右、内玄関は左に設置してあります。ずれているのは、内部の間取りによるものでしょうか。
内部の使い方で、外観が決められているわけです。
五稜郭タワーから見えた、日本福音ルーテル函館教会と書いてある建物。
きっと五稜郭タワー建設を知って、上から見えるように屋根にペイントしたんでしょう。広告のようなものです。
ルーテルとは宗教改革者・免罪符の否定などで世界史上有名なマルティン・ルターのこと。いわゆるルター派のプロテスタントの教会です。
ラッキーピエロの店舗(五稜郭公園前店)も見えました。
正面だけド派手なデザインをしています。
ラッキーピエロは観光客が押し寄せる函館駅近くの店舗などは長い行列ができています。
行くならできるだけ観光地から外れたところに行くといいですね。
この店舗も、五稜郭に近いのでお昼時に通りかかると混んでいました。
五稜郭公園前駅の近くの店舗は比較的空いていたので函館に行くときはそこへ行くようにしています。そこは狭い店で、喫茶店のような雰囲気のお店でした。
それにしても店舗の写真を見ているだけでまた食べたくなってきます…。
あの濃厚すぎるハンバーガー、濃厚すぎるポテト、それとなぜかあっさりのウーロン茶のセット…(*´Д`)
丸い建物は函館市芸術ホール。
佐藤総合計画さんの設計で1998年に完成しました。音響設計といえば永田音響設計、の永田音響さんも設計に加わっています。
五稜郭観光とセットで音楽鑑賞でもいかがでしょう。
そのお隣は道立の函館美術館。
1986年竣工、設計は田上義也。
…田上義也氏は、何回か前に紹介した、プレーリー感がゼロの函館プレーリーハウスを設計したフランクロイドライトの弟子と言われる方です!
プレーリー感の無いプレーリーハウスはこちら。
「プレーリーハウス」と名付けられなければ、いい建物ですね、で済む建物だと思っています。
田上義也氏は住宅から、大規模公共施設まで設計しています。
函館美術館の設計をしてからまもなくの1991年に92歳で亡くなりました。
つまり、函館美術館の設計はその5年ほど前、87歳頃ということになりますね(;´Д`)
プレーリーハウスの設計は1928年。ずいぶん長期に渡って設計活動を続けてこられた方です。
函館山が向こうに見えます。
函館の奉行所はもともと函館山の方にあったそうです。
もし、あそこにあったならば、港から近いので敵からの攻撃をすぐに受けそうだし、陸地が狭いくびれた地形になっているのでそこを封鎖されれば容易に奉行所としての機能を失って行きそうです。
北の方に目を向けると三角形の敷地に、三角形の屋根の建物が目に付きます。
三角屋根の建物の正体は、函館市中央図書館でした。
設計は佐田祐一建築設計研究所で、2005年に開館しました。
自転車は円形通路に並べて置きます。
自由にプランニングされた図書館です。
広い図書館で、何筋かのトップライトの光が優しく館内を包んでいます。
寒い函館の街で、光に囲まれて暖かく感じる図書館かもしれません。
2005年に函館市中央図書館が開館する前の建物(旧市立函館図書館)は、今も函館山の麓、函館公園内に建っています。
昭和2年に建てられて、今では書庫などとして利用されているようです。
函館奉行所も、中央図書館も、函館山から五稜郭へ移転してきたのです。
★もし函館観光に疲れたら
函館は寒くて辛い!歩き疲れてもう歩きたくない!と思ったら函館駅近くにある青函連絡船記念館摩周丸に向かいましょう。
連休でも空いている船内。座るところは無数にあって、お金もそんなに使いません。
子供を遊ばせられる室内の広場もあります。
もちろん冷暖房完備で、お昼寝することもできるかもしれません。
ついでに青函連絡船摩周丸の歴史も学んでしまいましょう。
この日は急に雪が降ってきたので摩周丸に避難してぬくぬくと過ごしていました。
函館区公会堂の黄色い縁取りの建物も雪の向こうによく見えます。
雪が降りだした時、台湾あたりから来たと思われるお客さんたちから拍手と歓声が起きていました。
彼らにとっては雪が降ってこその北海道観光なのかもしれません。
★auraの子育て日記
横浜市から通知が来て、保育園に見事当選しました(*‘∀‘) しかも第一希望。
父:普通の正社員
母:保育士
なので、待機児童がまた増えつつある横浜市でも、第一希望に受かります。(保育士の力、すげえ)
保育園は家の近くでいいんですが、
本当に保育園の送り迎えの時間に仕事を終えられるのかなど、不安は尽きません。
そして粉ミルクを1滴たりとも飲まない、という問題もあります。
どうやって娘は1日の空腹を乗り切るんでしょう。問題は保育士様に丸投げするしか…。
もし、保育園に預けられなければ、会社を辞めるしかないですね(*‘∀‘)(辞めたいだけかも…)
5か月児乳児のお気に入りグッズベスト3♪
娘は生後5か月を過ぎ、すくすくと育っています。
身長は標準通りに伸びていますが、体重は成長曲線ぎりぎりの大きさで推移しています(*´Д`)。もうすぐ肥満児…。
父母ともにやせ型だというのにどうしたことだ…。
生後4か月でもやったので、生後5か月児のお気に入りをお伝えしましょう。1か月で乳児は大きく成長するものです。
生後5か月児のお気に入りベスト3は~?
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第3位はオーボールです。
アルファベットで書くと、たぶんO’Ball。O型のボールの外側にO型の開口がたくさん入った、ゴム製のボール。踏みつぶしても蹴飛ばしても大丈夫。穴が空いてるから紐も通せる。
周りを見てると赤ちゃんはみんな持ってますね。
ベビーカーにつけたり、チャイルドシートについてたり、とりあえずあれば安心のオーボール。
4か月までの頃は、うまくつかむことができなかったので、反応はイマイチでした。
5か月になると、ボールをガシッとつかみ、べろべろ舐めまくります。穴が開いてるのでべろべろ舐めてるとこが反対側から見られて、面白いですね。
舐める意外だと、ぶんぶん振り回して使います。
他に音が鳴るオーボールやアンパンマンの小ボール入りオーボールなどたくさん売られていて、複数持っていてもいいかもしれません。
我が家では、ベビーカー用の音が鳴るオーボールと、自宅用の普通のカラフルなオーボールを使い分けています。
ベビーカー上で暇そうにしていたら、さっとオーボールを出してあげましょう。ぐずらずに10分はもつかもしれません。
第2位は…
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新聞紙です。
ザ・無料な遊び道具は非常に助かります。
新聞を取っていない家庭で5か月児がいる場合は、すぐにコンビニに猛ダッシュで新聞を買いに行きましょう。
朝日でも産経でも日経でもAKB新聞でもなんでも大丈夫!
子どもの隣で新聞を読んでいると必ずちょっかいを出してきて、むしり取られ、丸められ、振り回され、びりびりにされます。30分ぐらいそれで遊び続けて、そのあと新聞紙を見ると、これ以上ないぐらいくたくたな状態になっています。
もはや読むことはできないので、株価欄とかのページなどを渡すといいですね。
同じく無料の遊び道具としては各種のビニール袋も大好きですね。
これはパソコンが配送されて来たときに包んでいたプチプチの袋を渡した写真ですが、プチプチの肌触りがいたくお気に入りのようでした。
コンビニの袋なども固くなくて危なくない上に音が大きいので良いですね。
袋は空気を入れて縛って膨らませてあげるとまた違う遊び方もできます。
そして、5か月児のお気に入り第1位は…………
♬*.+゜
♬*.+゜♬*.+゜
♬*.+゜♬*.+゜♬*.+゜
♬*.+゜♬*.+゜♬*.+゜♬*.+゜
横浜市からもらったガラガラです。
前回4ヶ月時の2位から1位に躍り出ました!
体重は大幅に増えてもまだまだ小さい手。
その手で持ちやすいことこの上ない絶妙な大きさのガラガラです。
まさか、横浜市はそんなこともちゃんとわかった上でこれを全員プレゼントしてくれたんでしょうか。だとしたら、子供のことをよくわかってて、頼りになる自治体です。
このガラガラを渡すとまるでソフトクリームを食べるようにベロベロと舐めつくします。
ちなみに、前回1位の毛布にもなるタオル(フランフランの)は、
あまりに好きすぎてよだれがひどいので洗いまくっていたら、ふわふわじゃなくなってしまい。
1位から転落してしまいました。
今までありがとう、フランフランのタオル…。
No.167⌒★【函館市】の観光ルート。赤レンガ倉庫、五島軒、函館山
【建築遺産のlog!】第167号
2018年1月29日
函館の観光王道ルートは、
まずは駅に着いたら函館市電で十字街駅で下車して赤レンガ倉庫にでも行くんですかね。
お土産、ショッピングやお食事はここで全部済んでしまいます。
ショッピングゾーンは人で溢れかえっていました。車も渋滞していて街で一番の人気ゾーンです。
函館の赤レンガ倉庫は棟数がたくさんがあって、最も古いものは明治42年に建てられたもの。
この赤レンガ倉庫も明治40年の大火によってほとんど焼失し、それから再建されました。
横浜にある赤レンガ倉庫は明治44年築、
敦賀の赤レンガ倉庫は明治38年築と、各地にある赤レンガ倉庫たちは、かなり同時期に建てられたことがわかります。
ただ、函館は貿易貨物の倉庫、横浜は保税倉庫(輸入手続きが済んでいない貨物を入れておく倉庫)、敦賀は石油貯蔵用倉庫と、使われ方は三者三様です。
その後
お昼は、函館が生んだ有名レストラン、五島軒なんかでお食事するんでしょうか。
コース料理だと8000円ぐらいから16000円ぐらいまでの価格帯。
天皇・皇后両陛下も食されたというリッチ鴨カレーは2376円です。
五島軒旧館は、北海道では初の国登録有形文化財となった、RC造・木造混構造の2階建です。
一見して見ると、普通の現代の建物に見えますが、よくよく見ると細部が凝っていることがわかります。
昭和9年の大火で焼失し、その後再建されたものだそうです。
函館の大火は繰り返し繰り返し函館の街を焼き尽くし、その度ごとに耐火建築の都市に変貌させていきました。
教会建築群を回ったあと、函館山に登って、日本三大夜景のひとつと言われる夜景を見ることと思います。
函館山ロープウェイ(往復1280円)に着いた夕方ころには猛烈な冬風が吹き荒れ、しかも何百人もの人が列をなしていて、後ろの方の人は施設外の風が吹き荒れる中を待たされました。
30分以上待ってやっとロープウェイに乗って、頂上に着いても、やはり大量の観光客。
夜景が特に美しく見える場所には何重にも折り重なるように人がいて、写真を1枚撮るのが精いっぱいでした。
そして帰りは、行きよりも長いロープウェイ下り待ちの行列。最後尾は屋外で、やっと室内に入ったと思ったら、なぜかシアターみたいな部屋に行列は続いていて、そこをぐるぐる回って、さらに階段とかスロープを下ったあとにやっとロープウェイに乗ることができました。
…という普通の観光コースを歩いてみましたが王道コースはどこもかしこも人だらけ。
風は冷たくて風邪ひきそうになるし、お金はどんどん飛んで行くし、
少しでも脇にそれてみることが、いい観光を楽しむために重要ですね。
★auraの子育て日記(生後5か月半)
赤ちゃんが生まれてすぐ、
そのころはとにかく新米父母にとって全てが初体験だったりするので、いろいろとあたふたすることがあると思います。
赤ちゃんの初めてのおむつ交換もそのひとつ。
ただでさえ、おむつの仕組みから足の持ち上げ方まで分かってないのに、いきなりやってくる最初のおむつ交換は緊張します。
そして、最初のうんちは、真っ黒でしかもお尻にこびりついていたりします。
胎便といって、コールタールとか黒い溶岩みたいな粘り気のあるうんちです。
お尻にゴリゴリにくっついてて全く取れないうんち。どんどん疲れてくる、生まれたての我が子。黒いうんちについて何も説明をしてくれない看護師。
毎回、毎回、こんなにおむつ交換は大変なんだ(;´Д`)と一気にやる気を失っていきましたが、
2回目ぐらいからは普通の、水っぽくて黒くないうんちになってきてほっとしました。
これは、みなさん通る道なんですかね。