No.143⌒★自由な陣自由な設計【岸和田市】重盛三玲
岸和田駅の西にそびえる岸和田城。
城の配置は機織りの「ちきり」という器具に似ているところから
千亀利城とも呼ばれているようです。
「ちきり」とは機織りの、円形の棒が2本並んでいて、そこに糸を巻いて織って行く器具のようですが、
機織りなんて小学校の社会科の教科書以来見たこともないし、地図を見てもよく分かりませんね…(´Д`)
眼鏡のように2つの島が浮いているようなお城になってますよーということです。
ちきりの一方の島は二ノ丸で、現在はレストランと広場になっていました。市民の憩いの場。
ちきりのもう一方の島は天守閣になっています。観光地。
天守閣を登ると自泉会館の建物なども見えますが(真ん中の建物)、
スポーツ施設の防護壁などもあって汚い街並みです。
この天守閣に登る目的は、たいして綺麗でもない街並みを眺めることではなく、
ただ一つ、お城の庭園を眺めることにあります!
岸和田城の庭園は、日本で一番有名な作庭家、重森三玲氏によってつくられました。
(2位はたぶん小川治兵衛)
この庭は、諸葛亮孔明による八陣の法を表したものとされますが、
八陣の法とは、武田信玄も使った、魚鱗や鶴翼などの8つの陣立て、それを変幻自在に組み合わせたり変化させて戦いを有利にもっていった、その考え方を言います。
重森三玲によるこの庭もアメーバのように、まるで生き物のように蠢いている姿形をしていますね。
小石と岩だけの静的な材料で、動的な庭を造り上げています。
途中階では、庭の向こうに1本の松があって、低層の建物がずっと続いるいい眺めでした。(金網があったり、庭を見せてあげようという姿勢は一切感じないが…)
立ち上がった岩は兵士のようにも盾のようにも見えます。諸葛孔明は、真ん中の一群にいるんでしょうか。
もしかしたら前衛にいるかもしれないし、そもそも居ないかもしれないのです。
自由で変幻自在な陣。設計コンセプトとしては最高のものかもしれません。
なにせ、何をやってもいいわけなので…。
★*.+゚今日のあんこ
今日のあんこは、山崎パンの「あんブレッド」です。
大きめのパンなのに220円という安さ。
このあんブレッドは、横浜圏内でいろいろ探し回りましたが、イトーヨーカドーでしか見たことがありません。
そのイトーヨーカドーでも何回かに一回しか置いてないという、レアパン!
何回かに一回のその時には数百個のあんブレッドが並べられていてお祭り状態になっています。(結構みんな群がる)
あんブレッドは、
中にあんこが練りこまれていて、焼いてバターを付けて食べるとあんバター焼きパンになってとてもおいしいです。
しかし先日、
そのあんブレッドを凌ぐあんこ食パンを西武デパートで見つけました。(またもやセブン&iグループ。
トミーズの「あん食」。
デパートらしく、価格が一気に上昇して何と960円。
何が違うかというと、パンの中にこれでもかとあんこが埋め込まれています。
外周ぐるりと「の」の字型にあんこゾーン。
あんこの量は、実感としてあんブレッドの4~5倍。
あんこ好きにはたまらない見た目の重量感ですが、
残念なことに、
あんこが多過ぎてひと切れ食べればもうあんこなんて見たくもなくなります。
( ´△`)