建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.132⌒★無能の寺【桑折町】

福島駅からJR東北本線で3駅目の桑折

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房総半島の駅っぽい雰囲気の駅です。

桑折がある桑折町福島から二つ目、日本橋からだと55番目の奥州街道の宿場町で、

むかしむかし、郡家(こおりのみやけ)という郡の役所がおかれたことから、「こおり」という地名が付けられ、桑折の字が当てられました。

福島県郡山市も、おそらく郡家がおかれてたので、郡山の名前が付いたものと思われます。

「桑」の字が使われている通り、

桑折町がある伊達郡一帯は、桑を食べる蚕、つまり養蚕が盛んだった土地で、

蚕の卵を売り買いして大儲けする豪商などもいました。

今は伊達市になっている梁川町は、蚕都とも呼ばれました。

 

桑折町は人口12000人で漸減していて、

駅からやや離れたところに、あまり活気のあるとは言えないメインストリートが広がっています。

 

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そのメインストリート沿いにある、無能寺。

無能寺の「無能」は、この地方で有名だった僧の名前で、

多い時には1日に10万遍の念仏を唱え、生涯で数億遍の念仏を唱えたという、

決して無能ではない僧侶・無能のお寺なのです(`・ω・´)

ちなみに弟子は不能というらしいです…。

名前は、、、何とかならないんでしょうか…( ´‐`)。

 

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立派な門を潜って行くと、

 

 

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これまた立派な松が現れます。

笠みたいになっている笠マツと呼ばれるアカマツですが、

明治天皇がこの下でお休みになられたあと、晴れて「御蔭の松」と名付けられました。

 

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四方どこから見ても美しい御蔭の松。

樹齢は推定で約400年。僧無能が亡くなったのが1719年のことなので、没後約300年。

この松は、無能が何千何万何億遍も念仏を唱えていたのを聴いているはずです。

案外、その念仏に救われて美しい立ち姿を得たのかもしれません。
 

★*.+゚auraの子育て日記

馬の子は生まれたその日に歩けるというのに、我が子は…。

 

生後一ヶ月経って、母乳を飲むのが若干上手になって、

わずかに体を斜めにして寝ることができるようになり、

やや夜は長めに、昼は少なめに寝るようになってきた、、気がする。

くらいの成長しか感じられません(˘•ω•˘ )

 

生まれてすぐに歩いて何やら偉い言葉を叫んだ釈迦はなんてすごいんだろうと思いながら、

全く歩きもせず言葉もしゃべれない子どもを前に、変化があるのか無いのか分からない毎日を過ごしています。

外的な変化はありますけどね。

一緒にお風呂に入れるようになったり、

外出がようやく解禁されたり(してたけど…)、

「1ヶ月から」と書いてあるベビーカーに乗れるようになったり…。

内的には…あまり変わってない気がします。でもよくよく見ると顔が大きくなったような…。