建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.126⌒★宮崎の島津邸【都城市】

f:id:aurakei:20170824223004j:plain

都城市のどちらかというと南にあるのに西を名乗る西都城駅から、

1.5㎞ほど歩いたところに都城島津邸があります。

駅の改札で、事務室にいる駅員さんに切符を渡そうとしたら、「私は駅員じゃない!」と言ってました。

じゃあ、誰なんだ、あんたは…。

押し問答の末、駅員さんが来るまで切符を預かってくれることになりました。いったい何者だったんだろう…。

 

…という西都城駅を出て、立派な都城市役所都城市立美術館の脇の道を通って、

ちょっと散歩をすると都城島津邸が建っています。

都城島津邸の建物群は江戸時代ではなく、多くは明治以降に整備されたもののようです。

 

この写真の本宅は、昭和初期に大林組によって施工されたもの。大林組ってそんな昔から大きな会社だったんですね…。

有名な建築家・武田五一の弟子で、大林組にいた松本儀八という人物が設計に携わりました。

 

f:id:aurakei:20170824223652j:plain

植樹祭か何かで天皇陛下も宿泊されたというこの島津邸は立派なものですが、多少シンプルな造り。

 

f:id:aurakei:20170824223820j:plain

織田信長みたいな一行もいました…(;´・ω・)!

何者かは知りませんが、

案内人の説明を聞きながら「分かったでござる」とか言っていました。

話の中から、熊本から来たということだけは分かりました。ということは真ん中の人は加藤清正でしょうか…?

向こうには、話も聞かず、扇子を広げてる武将もいますね。

 

f:id:aurakei:20170826121254j:plain

天皇陛下も来られたということで、カーテンは菊の紋。たった一日宿泊しただけなのに…。

 

f:id:aurakei:20170826121420j:plain

高そうな板戸に、山形の欄間。その上は吹き抜け。

 

f:id:aurakei:20170826133620j:plain

島津邸には他に、この剣道場だった建物や、石蔵や土蔵など何棟も建っています。

国の登録有形文化財になっているのはそのうち8棟。

 

f:id:aurakei:20170826134111j:plain

隣に併設されている資料館、都城島津伝承館は、銅板が不気味に緑青を覆っていました(´Д`)。

湿度が高すぎたのか何なのか、ここまでの色を発するとは思っていなかったでしょう。

それにしても不気味な色…核物質とかそういうものを連想させます。

もし、今も緑青で覆われている鎌倉の大仏が、この強烈な色で覆われていたら、あまり御利益も感じられないですね。

 

★*.+゚auraの子育て日記

子供が生まれました。

子育てとは相性の悪い、このブログ(建築と旅行)は存亡の危機にあります(´>ω<`)。

さて、どうなることでしょう。

 

子供が生まれてみると、事前に用意したのに意外と不要だった、というものが多いことに気付きますね。

 

・例えば、ベビーバス。生後1ヶ月しか使わないそうなので、買うのは考えものです。レンタルでいいかも。

 

・布おむつ。布おむつ育児を希望に燃えて、一式ばっちり揃えて見たものの、あまりの育児の大変さに、布おむつを使う余裕は全く無し!(特に核家族

 

・ミトン。指を咥えられなくなった赤ちゃんは何となく、不満げです(´・д・`)

 

・爪やすり機(電動、3800円)。意外に力が強くて赤ん坊の指なぞ一息にもぎ取っていく勢いです。爪切りは爪切りバサミが結構簡単だと気付きます。

 

・そして栄えあるベストオブいらない赤ちゃんグッズは、、、、

 

ベビーベッドです!邪魔、捨てづらい、高い、大人は座れない(きしむ)、おむつが替えにくい、夜泣きした時にわざわざそこへ行くのが面倒。

…というわけで、ベビーベッドという名の物置がリビングに発生することとなります(2日ぐらいしか使わんかった)

 

理想と現実は違う、ということを痛感する出産後です…。