No.117⌒★江ノ島と富士山連なる別邸【逗子市】郷土資料館
長柄桜山古墳から、駅とは反対側に降りていった方には、逗子市郷土資料館の敷地に出るそうな。
古墳は険しい道なので、古墳経由でこの資料館に来ようとは1mmたりとも思いませんが、
葉山へ向かう道から、簡単にアクセスすることができます(駐車場は皆無)。
古墳へ行き着く前に廃墟と藪と蜘蛛の巣の山道で心が折れ、
昼でも暗い古墳とマムシの看板で逃げ出したくなります。(車道から行きましょう)
逗子市郷土資料館は、
江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜の跡を継いだ徳川宗家の第16代、駿府藩70万石の大名だった
徳川家達の別邸とされていた建物です。
(建築したのは別人物)
六代の墓の山の裏手には、十六代が住んでいたんですね。
ここの建物も長柄桜山古墳と同じく、冬の気候の良いときには、江の島の向こうに富士山が見える絶好の場所に建っています。
古墳時代も、近代も、首長たちの考えることは同じなのです。
アプローチは小路を登っていきますが、長柄桜山古墳と違って涼やかで清潔な小路(*‘∀‘)。
蜂に追い掛け回されましたが、気持ちよく歩いて行くことができるでしょう。
まあまあの斜路なので、少し疲れます。
徳富蘆花を記念して、
蘆花記念公園と名付けられた公園内に建っているので、
小路には歌が点々と記されています。
とはいえ公園自体は徳富蘆花とは全く関係なし。(なぜ家達記念公園にしなかったのか…)
徳富蘆花はこの近くにしばらく住んでいただけです。
郷土資料館は徳富蘆花の展示や、長柄桜山古墳群の資料の展示を大々的に行っていますが、
実際にここに住んでいた徳川家達の展示はほぼありません。
何か釈然としないものはありますが、徳富家の歴史や、古墳群や逗子地域の地形などについて学ぶことができるでしょう。
建築当時のものも入り混じったガラス。
入館料はたったの100円ですが、管理人さんが建物内を詳しく案内してくれました。
山が迫る土地で、小ぶりながらもきれいな別邸です。
逗子や葉山にはこうした、狭い別荘が多いものです。
☆*。*.+゚
もうこんな時間…とつぶやきながら働いてる同僚がたくさんいるんですが、
まだこんな時間…としか思ったことがないんですが…。
みんなどれだけ仕事人間なんだ。(一刻も早く帰りたい)