No.67⌒★大山に登る【伊勢原市】
建築遺産のlog!第67号
2017年3月3日
「君はなぜ山に登るのか…」と聞かれれば、
「そこに、建築があるからだ…。」と答えるでしょう( ´ー`)。
というわけで、大山に登りに行きます。
そこに、建築があるからです。建築のない山になんぞ、登りません!
大山は神奈川県民が富士山の次に愛する山。(高尾山がライバル)
夏から秋にかけては非常にたくさんの登山者や参拝者でにぎわう、この山。
伊勢原駅からバスに揺られること20〜30分ほどで麓に到着します。
麓には、「こま参道」という参道があり、有名な豆腐料理店や土産屋が軒を連ねます。
こま参道は数え間違えていなければ296段の階段と古くからの土産物店や豆腐料理店が飛び飛びにあり、参道を歩くだけですでに疲れ果てます。
296段をやっと上り切ったところに、ケーブルカーの駅があります。
大山ケーブルカーは、岡部憲明アーキテクチャーネットワークがデザイン監修をしたもので、ロマンスカーと同じ監修者です。
ロマンスカーと同じように、フロント部は天井まで大きく視界が開きます。
一番前に座れば、秋は大パノラマの紅葉を楽しめることでしょう。
ケーブルカーは、終点の大山阿夫利神社(下社)まで630円、5,6分で到着します。
ケーブルカーで行けば、楽々ですが、歩いて登ることもできます。
「男坂」、「女坂」 とあり、
男なら男坂から登りましょう。
ケーブルカー乗り場から少し通り過ぎた先にある分岐点から右へ行くと、男坂。左が女坂入り口。
男坂の特色は、とにかく息つく暇もない階段の連続で、その階段の一段一段の高さも高いです。大股で登っていく階段は激しく体力を消耗します。
女坂は、途中に寺があり、休憩するのに良い場所がありますが、男坂は一気に休憩もなく登らされます。
一生懸命、慣れない山登りをがんばっていたのですが、
途中で、サンダル履き・だらしないジャージの若者に軽く追い越されてやる気を無くしました…。(何者なんだ)
間違えてなければ、1128段ほど登ると、神社(下社)の下に到着します。
そこからさらに、神社の階段を128段登ったところにあるのが、大山阿夫利神社(下社)です。
こま参道の296段+男坂1128段+大山阿夫利神社128段=1652段。
鍛えられてないなよなよの足には、ここから先に登る体力と筋力は残されていませんでした…
( ノД`)
というわけで、ここからは日が変わって2日目。
ずるしてケーブルカーに乗って大山阿夫利神社下社から再スタート。(半年ぐらい過ぎてるけど)
こま参道の296段、神社の階段128段はどちらにしろ登らないといけないですがね。
いきなり現れる急階段。降りる時は恐怖と疲れで足ががくがくします。
これはスギの雌花でしょうか。雄花は、これを目がけて花粉を飛ばしまくるので毎年花粉症に悩まされるのです。
この山は、中腹まではスギなどの針葉樹、それより上は広葉樹林帯、不思議なことに、上社がある頂上付近はまた針葉樹林帯になります。
神社と言えば、スギ。上社がある頂上と植林しやすい麓付近だけスギを植林したんですね、きっと。
一刻も早く登って下りねば、いけません(花粉症なので)
そうして一生懸命登っていたんですが、後ろから来た小学校2年生ぐらいの女の子に軽く追い越されて、やる気を失いました。(何者なんだ…)