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建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.64⌒★早大の周りのデザイナーズ寺社仏閣たち【新宿区】石山修武の観音寺と隈研吾の赤城神社

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早大大隈講堂の近くにあった早稲田社会教育センター

早大生などの就職活動に伴うキャリア教育、自己分析、業界研究などを行うそうです。

エプロンのように降りてくる黒い鋼板と、上部も特徴的な白い外壁で構成されているこの建物は、河原温氏の設計です。

河原温氏は、芸術を意識したような建物をいつも建てているような気がします。

 

この建物の説明文は、

「稲穂のメタファーとして想起されたステンレス製ルーバーと、大木のシルエットが浮かび上がる耐候性鋼板バネルのファサードによって、豊かな都市空間の創出を目指しました……」

だとのことです

(*´・д・)?エッ?

 

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その早稲田社会教育センターから少し行った先には、観音寺という怪しい建物の寺があります。

有名建築家、石山修武氏の52歳当時の設計です。1996年築。

屋根が湾曲していたり、凸凹が多い建物なので、もう至る所に雨ジミが目立ちます。

 

石山さんも、デザイン性のある建物を多く建てている印象があります。

入り口からはまっすぐ道が伸びてピロティを通ってお墓へ。

左へ階段を登れば本堂へ。

狭い東京では2階建てにする以外にありません。

 

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裏にはスロープ。

 

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恐らく住居部分にアクセスするスロープだと思います。

 

しかし自由な形をしているので、最初は廃墟の建物かと思いました…。

崩れているようで、崩れてない。バランスが悪そうに見えて、意外とバランスがいいのかもしれません。

屋根や壁は無造作に貼り付けられている感じがしますが、よくよく見ると構造体はどっしりと建っています。

 

 

地下鉄東西線早稲田駅から、神楽坂駅までやってきました。

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この駅から比較的すぐのところにある、赤城神社

最近、右側のマンションと共に改装されました。どちらも隈研吾氏設計。

社務所などの目に付く機能はマンションの一層目や、地階に設置されているので都心とは思えないほど本殿周りがすっきりとしていると思います。

狭い東京では2階建てにする以外にはありません。

 

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寒いのにたくさんの人が訪れていました。

群馬県赤城山の大沼のほとりにある赤城神社からの分霊で、

殖産興業、厄難消除、学問芸術、特に火防の御利益があるとのことですが、

ほとんどの人は「学問芸術」の願いに限ってお願いに来ているような気がします!

つまり受験生。長々とお祈りしている学生が列を作っています。

早稲田から近いので、早稲田を受験する人も多いのでしょう。

 

この、赤城神社は火防の御利益があるといいながら、自身は2度も被災して焼失しています。(;´ω`)

1度は江戸時代、もう1度は昭和20年の東京大空襲での焼失ですが、火防の神とはいえ、大空襲は止めどもなかったのです。

 

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隣のパークコート神楽坂も一体開発で隈研吾氏設計ですが、ルーバー柄の外壁。

ルーバーと言えば、隈研吾隈研吾と言えばルーバーですね。

パークコート神楽坂はRC造、6階建の分譲マンションですが、

賃貸すると、20~30万円ほどです(1LDK~3LDK)。

 

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受験生の頭上には、まだサクラは咲いていません。

頭上にあるのは雲と寒気ばかりです…。