No.62⌒★アマダの伊勢原の城【伊勢原市】フォーラム246
【建築遺産のlog!】第62号
2017年2月20日
アマダは愛甲石田駅すぐ
伊勢原市の愛甲石田駅。
新宿からは快速急行で35分、535円で到着します。
この駅には、アマダという会社の本社があります。
愛甲石田駅からも見える、黒い頂上がブリッジみたいになった建物がアマダの本社ビルです。
あの白い建物の向こうのM字型のビルね。
そのアマダ本社の入り口。
守衛さんが仁王立ちしていて、
入っていいか迷うところですが、おそるおそる入りましょう!(全然入っても大丈夫)
アマダのがいよう
ここはA&A建築研究所というところが設計した建物で、
12階建、延べ床面積20000㎡の巨大な建物です。こんな田舎に…。
Mの字に見える建物ですが、AMADAのMですかね…?(2文字目?)水門にも見えます。
丸い低層の建物がエントランスラウンジ。
ところで、アマダホールディングスはなんの会社かというと、
板金などの金属加工機械や、プレス機、切削機械など、加工用の機械を作っている会社で30か国弱の国外支社もあり、
資本金は547億!売上高2800億(連結)!従業員8000人の隠れた巨大企業です。
創業者の天田勇氏は東京都豊島区で創業しましたが、本社機能をここへ移転してきました。
アマダの板金加工機械は、3DのCADデータを基に、飛行機・車や小さな板金まで多様なものを、プリンターのような機械で作成していきます。
今までよりも時短・人員削減効果が大きい機械なのでまだまだ成長する余地はありそうな会社です。
トラス屋根の入口から入館します。ガラスを見ると鏡面ガラスになってます。
エントランスは大きな吹き抜けになっていて、
天井からはアマダのAのマークが赤い目で見降ろしていました( ノД`)(Mじゃなかったの?)
近くにはホテルのようなカウンターがあって、実際に8階~12階はカラオケラウンジやクラブもある宿泊ゾーンになっています(楽天トラベルには載ってませんでした)。
3階は宴会場。
機械工業ということで、何となく男の城、といった建物なんでしょうか。
建物の反対側にやってきました。
ラウンジがあり、コーヒーを飲むこともできるようですが、オーダー方法がわかりませんでした。
全体的に内装がバブリーです。
とにかく柱も壁も天井も鏡貼りで落ち着きません。
ここの天井にもアマダの赤い目が…( ノД`)
現代美術もたくさん置いてあって、無料美術館のようでもあります。
1階には金属質な外観のレストラン、「レストラン翠溪」があって、
日曜日はビュッフェ、その他の曜日は普通のレストランになります。
この日はビュッフェデー。
立地が悪いのか、特別混み合うこともなく、比較的安い値段で食べることが出来ます。(1620円)
ここのすごいところは、時間前にやってきたのでラウンジで座ってレストランが開くのを待っていたら、わざわざレストランの方がOPENしたことを知らせに来てくれたことです。
何も言わず座っていただけなのに、私服=ビュッフェの人、という図式で呼びに来るようにしているんでしょうか。
レストランがOPENするまでほとんど人がいなかったのに、OPENした途端何人も押し寄せてきました。
そこそこの人気はあるようです。
アマダは現在は業務も好調。
まだまだこのバブリーな建物もしばらくは安泰でしょう。
そんな気がする建物です。