No.59⌒★東京赤坂乃木神社【東京都港区】
東京都赤坂にある乃木神社。
乃木神社って、京都とか山口とか日本全国にあるようですね。
乃木神社に祀られた乃木希典大将は日露戦争で東郷平八郎と並び英雄とされている一方で、
司馬遼太郎など、軍人を多く死なせた大将として批判的な人もいます。
昨年はとある事件のためにテレビでよく見かけた、この事務所。
左右対称の外観、車から降りて雨に濡れないような配慮もあります。
しかし思ったより小さな建物ですね…。
大きな看板は近くに有り。
乃木會館は主に結婚式場として利用されています。
大江宏氏設計、1968年築の建物。右側の建物も乃木会館の続き。
列柱が並ぶ外観。
気になる結婚式費用は、
50人ほど出席すると、
270万円ほどになるようです!(「みんなのウェディング」による)
1人当たり3万円もらえたとして、3×50=150万円だから270万ー150万=120万円の赤字になります。
みんなのウエディングは、分母としての出席者数が50人だったり100人だったりバラバラなので分かりづらいですが、高い部類であることは確か。
帝国ホテルは65人出席で386万円、明治神宮は30人出席で115万円です。
マンダリン・オリエンタルの656万円というのもあります( 'ω' ;)(86人出席)
ちなみに僕の結婚式費用は、100万円ぐらいだったような気がします。(60~70人出席)みなさんお金出しすぎです。
乃木会館の3つほど隣、ジャニーズ事務所からは5つ隣に乃木神社があります。
入り口の梅は見事に咲きつつありました。
大江新氏の父の大江新太郎氏が設計したという建物はこの手水舎だけになってしまいました(火災のため)。
乃木神社の本殿と拝殿・幣殿は大江宏氏の設計。
宝物殿は大江宏氏の子供の大江新・昭兄弟によって設計されているので、ここは
大江ワールドなのです!
とても美しい内部空間。
結婚式の準備が整った段階の光景のようです。
社殿前では写真を撮られている新郎新婦がいました。
幣殿。
出席者席が周りを取り巻いています。
270万円の中に、ここでの式費用も含まれているんでしょうね…高額なわけもわかります。
境内には旧乃木邸が建っています。
ここの土地は、乃木家の住宅でした。
乃木大将は殉死する朝、おそらくこの家で、夫人と共に胸を張って記念写真を撮り、
その後部屋で切腹し亡くなりました。
日露戦争の采配が失策だったかどうかはともかく、たくさんの人を亡くならせてしまったことを悔いていたようで、戦後、傷病者の見舞いなども欠かしませんでした。
乃木将軍の殉死は単なる殉死ではなく、償いでもあったのです。
半地下の1階は大谷石で、2階が木造。
看板には平屋建、と書いてあるので地下付き平屋なのかもしれません。
拝殿の横には「さざれ石」が置いてあります。
さざれ石(小石)たちは石灰岩などの石灰分を接着剤に、少しずつ大きくなっていつの日か「巌」になっていきます。
まださざれ石と呼ばれているので、これはまだ小石です。
いったいどのぐらいの大きさになったら、晴れて「巌」と言ってくれるんでしょうか…。
乃木大将は巌となりえたのでしょうか…。