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建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.41⌒★アートなマッケンジー邸【静岡市】

#静岡県#

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旧マッケンジー邸は、静岡駅からずっと南下した、海岸沿いに建てられています。

静岡駅から3㎞ぐらいなので、歩いて行けなくもありません。

ずっと平地で、途中にアピタと登呂遺跡があるので、そこで休憩していきましょう。

まあ、バスでも行けると思いますが。

 

建物の中に入ると職員の人がいて、「建築を見に来たんですか、アートを見に来たんですか」と聞かれたので迷わず建築を見に来ました!、と言いましたが、

そこから、延々と設計者のヴォーリズについての話を聞かされました。

「ここはヴォーリズらしい建物でしょう」と嬉しそうに話してくる姿に、

まさかヴォーリズのことはほとんど知らないし何の建物かよくわからずやって来た、とは言えませんでした( ノД`)

 

しかし職員の方、ありがとう。(反応は薄かったと思うけど…)

 

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アートを見に来たのか、の質問はよくわかりませんでしたが、回ってみると実にアートに溢れていました。

いろんなところにアート作品が置いてあります。

本を読んでいる子どもの絵。

 

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居間にも、子どもが何かに何かをしている絵(絵のことはさっぱり分かりません、あとヴォーリズのことも…)

床にもたくさんの作品が置かれています。

船底天井みたいな扇形の天井。

右側の掃き出し窓は芝生の庭を眺められ、その向こうに海が広がります。

 

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主寝室にも、コップの中に何かがあって、丸い何かが近くにある絵。(絵のことはさっぱりわかりません)

これは、古い家に作品を散りばめるインスタレーションとしての企画ですね。

 

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客用寝室にもいろいろ置いてあります。

作品にばかりついつい目が行ってしまいます。

部屋の壁はどこも淡いグリーンで統一されています。それから主寝室よりは客用の方が天井が低そうですね。

 

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ヴォーリズさんは円弧がお好きなようで、扉が丸くなっていたりします。

個室でないところは、淡い黄色で統一されています。

 

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西南向きの食堂兼日光浴室。日光浴室なんて、白人の家ならでは、という気がします。文化ですね。

長く暗い冬があるヨーロッパでは必要だった日光浴室も、暖かい静岡では必要ないどころか夏は暑すぎると思いますが、どうなんでしょうか。

ここにもアートの束。

床タイル貼。淡い黄色の壁。

 

この間にも何人も観光客が訪れていましたが、半分以上はアートを見に来た人たちのようでした。

 

◎旧マッケンジー住宅(国登録有形文化財

構造:木造2階建塔屋付き、瓦葺き

年代:1940年昭和15年

登録有形文化財 (30件/10715件中) 静岡県(4件/210件中)

 

アメリカ人のマッケンジーはお茶の輸出をしていました。

1940年築、という時代でもわかる通り、日米開戦に翻弄されましたが、戦後も日本に留まり、この地で亡くなります。

マッケンジーの妻エミリー夫の死後も、保育園などの施設を造り、福祉事業を展開しました。今でもマッケンジー邸の隣にはその乳児院が建っています。

google mapには隣の建物には単に「エミリー」と書いてあります。