建築遺産のlog!

世界中の建物に行けるといいな

No.101⌒★八人の王子【八王子市】八王子城

【建築遺産のlog!】第101号

2017年6月2日

 

八王子には、

八人の王子

が祀られているそうです。

その8人とは、太歳神、大将軍、太陰神、歳刑神、歳破神、歳殺神、黄幡神、豹尾神の8人。

それぞれ、8の方位のどこかを示していますが、

別に太歳神が西、という風に決まっているわけではなく、毎年その方位は変化していくそうです。

中でも大将軍という偉そうな名前の人は、同じ方位に3年間居座り続けてしまいます。

大将軍だけ3年間同じ方位、他の王子が持ち回りで毎年変わって行きますが、

その大将軍がいる方角は万事に凶、と言われその方角は3年間忌み嫌われます。

 

2017年、大将軍がいる方角は

今年、やむを得ず、南のベランダを改修する方や南のグアムなどへ旅行の予定がある方はお清めのお祓いをして行いましょう(*‘∀‘)。

(たぶん来年まで)

 

それから、その大将軍と親戚か何かの関係があるとされる、歳殺神(´Д`)。

名前だけ見ても怖そうな近づきたくない名前の神です。

その歳殺神がいるのは、南東の方位です!(見方がよくわからんけどたぶん)

グアムは、南方向の若干東寄りなので、ますます避けたいものですね。

 

…というそんな信仰が、八王子の語源らしいです。

八王子を祀った場所にあった城は、八王子城と呼ばれました…。

 

 

八王子城へは、JR高尾駅から行くことができます。

土日だけ出ている八王子城行きバスに乗って終点へ。

平日はおそらく、八王子霊園方面のバスが出ているので霊園下車、徒歩10分くらいで城の入り口へ行き着くと思います。

 

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八王子城の入り口です。

城、というより今は八王子神社への山道の入り口となっていて、鳥居があります。

乗ってきたバスは、土曜日だというのに、3人しか乗っていませんでした。(あとふたりは散々うるさく喋ったあと霊園近くで降りて行った…)

ここには、あまり人は見かけません。

 

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ただ気楽に城を見に来ただけなのに、けっこうな山登りになってしまいました。

多くの地点で、片側は崖になっていて、地震でも来たら転げ死ぬと思います。

 

聞くところによると、

ここも、

心霊スポットのひとつになっているらしいですね。

小田原攻めのとき豊臣方に攻撃され、落城してたくさんの将兵が無惨に殺されたそうです。

今でも泣く声や剣や甲冑の音が聞こえ、生首が見えることもあるそうです(;´Д`)。

 

 霊感ゼロなのであまり怖がらず、先へ進みます。

でも少し怖い…

 

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途中にある、この場所が一番眺望の良いところでした。

頂上ではなく、頂上に行き着く少し前のところ(下は崖)。ちなみに頂上の眺望は木が生い茂っていてかなりイマイチです。

 

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八王子神社。

覆いがかかっていますが、

腐食がだいぶ進んでいます。

ここまでノンストップで登って、約20分。

登山にしては低い山で、

街歩きのついでに来た人には高すぎる山で、この中途半端さが登山客が少ない理由でしょうか。

 

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八王子神社の社殿の脇をさらに少し登って行くと、

本丸跡がありますが、ずいぶんさっぱりしたものです。

木が生い茂っていて、眺望は全く無し。

登山客が少ない理由はこれかー(;´Д`)と、分かった瞬間でした…。

 

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四隅には、なぜか花が供えられていました。

No.100⌒★八王子を空想する【八王子市】船田石器時代遺跡

【建築遺産のlog!】第100号

2017年5月29日

 

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八王子市に来ています。

写真は、

市内を貫いて流れる東浅川に鯉のぼりがはためいている、長沢端午ふれあい祭りの模様です。

八王子の市域は広く、高尾山などがある山地と、南大沢などの丘陵地帯、八王子盆地と呼ばれる一帯に分かれています。

 

広いので、行きたい場所はそれぞれ遠く離れていました。電車で回りましたが、車を使った方がいいかもしれませんね。東京都なのに…。

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船田石器時代遺跡(国指定史跡)

というところに行ってみたんですが、普通の公園に、石碑が立っているだけでした…。

 

この船田石器時代遺跡は、

戦前に、円形の敷石住居跡を発見したものの、その後軍関係の敷地として利用されたため荒廃して、

その遺跡は実はどこにあったか分からなくなってしまったよー

(*‘∀‘)

という遺跡です。

 

つまり、この石碑が建っている場所が遺跡の場所かというと、よくわからないんですね…。

この辺には間違いないけど、公園を造ったから、公園内に石碑だけ立てとけ、できるだけ、端っこにな…。ということなんでしょうか。

そんな場所を国指定の史跡にするとはよっぽど重要な場所なんですね。

 

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敷石住居とはその名の通り、床に敷石を平らに並べて敷いた住居のことで、

もし一棟だけだとしたら、偉い人の家だったのか、祭祀関係で使われた建物だったのかもしれませんね。

もはやその遺跡はどこかへ行ってしまったので確認しようもありません。

 

そして、敷石住居は、東北地方から関東、中部地方に至るまで、たくさん発見されているのです(なぜ国史跡なのか今もって謎) 。

 

行かないと思いますが、この遺跡には西八王子駅から徒歩700mぐらいで行くことができます!

 

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その後かなり歩き、京王狭間駅とめじろ台駅の間ぐらい。そこに、

長澤歯科医院

の建物があります。設計は、TYRANT松葉邦彦氏

壁一枚分のすれすれのところに2階の箱を乗せた、歯科医院兼住居の建物です。

建物の下は特に何も使っていない、OPENスペースになっています。

歯科医院と住宅を隣り合わせに設置しながらゆるやかに分離させたということなのか、

視線が抜けることで広々とした感じを表現したかったのか、

単に2階に住みたかっただけなのか、分かりませんがこういう建物です。

 

もしくはこの人は芸大の出身の方なので、芸術的意識から、こういう建物にしただけかもしれません(形ありきで建物のプランをする設計士もいます)。

白い、浮遊感のある建物をイメージして設計したので、まるで浮かんだような構造のこんな建物になりました…

みたいな。

 

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「長」の字がハブラシのマークになっています。

長いハブラシですね。

No.99⌒★ナゴヤドーム周辺つづき。【名古屋市東区】ゆとりーと、長坂木房

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ナゴヤドーム近くにある、もう一つのカフェは、こちら(*‘∀‘)の、

長坂木房。

カフェと言っても、木房というだけあって、木材の加工も行う会社のようで、組手什というものなんかも作っているようです。

組手とは、格闘技でいうところの、いわゆるスパーリング、、のことではなくて木を組み合わせて作るもののことですね。

什は什器だとすると、木組みの生活道具です…。

そんなものも作っている、木材加工会社の敷地内に、カフェがありました。

 

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店内は道具のオブジェもいっぱいです。

 

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いろんな木製品に囲まれた店内。

この奥の方で二人で切り盛りしていました。

何人か来るともう、手いっぱいという雰囲気になってしまうので、時間に余裕を持ってきましょう。

 

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ここはベリーミックスなどのダッチベイビーが人気だと思われますが、お昼時だったのでランチにしました。

が、

酸味のあるスープに、

酸味のある食べずらいホットドックのセット(;´Д`)。

どうやら、失敗だったようです…。

ダッチベイビーにしておけばよかったかも、、

ダッチベイビーとは、昨年日本に上陸した、全米の老舗パンケーキチェーン店の看板メニューがダッチベイビーという新感覚のパンケーキ(´>ω∂`)☆だそうです(COOKPAD NEWSによる)。

 

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地下鉄名城線大曽根砂田橋と路線がかぶっている、ガイドウェイバスの、

ゆとりーとライン(上)。

長坂木房からは徒歩2分ぐらいのところに通っています。

下は地下鉄、上はゆとりーとライン、真ん中は車道。

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ゆとりーとラインの駅に到着したのは全く普通のバスでした。

こんな金のかかりそうな高架軌道を整備して、やってくるのは普通のバス1台…。

 

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ガイドウェイバスとは違うようですが、

同じくタイヤで走る西武山口線レオライナーみたいな、こういうのを想像してました…

 

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しかし、うなりをあげてやってくるのは普通のバス。

バスなので改札はありません。

バス車内で整理券を取るか、SUICAなどで支払いしましょう。

 

ゆとりーとラインは1時間に5~6本ほど走っていて、1日1万人超利用しています(*‘∀‘)

バスの乗車定員が70人だとすると、1時間6本で420人。15時間で6000人。往復で1万人超なのでそんなものですね。

実際、僕が乗った時も満員でした。

 

西武山口線レオライナーも、1日平均1万人ほどの乗降客数。

ゆとりーとラインは路線距離6.5㎞、西武山口線は2.8㎞。

満員とはいえ乗降客数が少ないゆとりーとラインは、今頃財政の重荷になっていると思うんですが、どうなんでしょうか。

西武山口線は、あくまでも西武園ゆうえんちの乗り物ぐらいの位置づけなのです。(赤字でもゆうえんちで黒字になればOK)

 

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ガイドウェイバスというだけあって、道をガイドにするための横方向のローラーもついていました。

小学生のとき作ってたミニ四駆にも付いていた、コースアウトしないための、横向きローラーみたいです!

カーブの時、スピードが出すぎてコースアウトしないように、ローラーとか、バネみたいなのを取り付けていましたね…。

 

ゆとりーとラインは、少しずつですが、乗降客は増えています。

そして走っているのは横向きローラーオプションを取り付けただけのただのバスなので増便も簡単にできます。

今後、経営がコースアウトしないように、がんばって欲しいものです。

No.98⌒★ナゴヤドームを呼び込む大学【名古屋市東区】

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ナゴヤドーム

設計竹中工務店施工には竹中工務店に加え、珍しく三菱重工も加わっています。重工業なのに…。

このドームは建築物というよりも、重工業と建築物の間ぐらいのものなのかもしれません。

同じく重工業なのか、建築なのかあいまいな船なんかと同じ。

他の数あるドーム球場では重工業が施工チームに加わっているなんてことはなさそうです。

三菱重工が関わっている最大の要因は、

元々ここが三菱重工の工場だった、ということにあります!それだけかい…

 

三菱重工 ナゴヤドーム」などと検索すると、心霊スポットとして紹介されていると思います(´Д`)。

なんでも、軍需工場だったこの場所は空襲の目標となり、何人もの人が亡くなったのでその霊が出るとか言っているんですが、

空襲で残虐に殺された→怨念となったり、死んだことに気づいてない霊が彷徨っている→霊がうようよ、などの短絡的な話で、もう聞くのもうんざりです(´_ゝ`)。

 

建物を巡る旅をしていると、そういう話がうなるほどたくさん出てきます。

今のところ、何ともないからつまり、霊なんてどこにも居ないんでしょう。そう思うようにしています。

ナゴヤドーム時代以降の、川上憲伸も、福留孝介も、落合監督もピンピンしているので、霊は存在しません。

 

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ナゴヤドームの最寄り駅、ナゴヤドーム矢田駅(地下鉄名城線)の近くには、

名城大学

があります。

天白キャンパス、八事キャンパス、可児キャンパス、ナゴヤドーム前キャンパスとあるうちの、もちろんナゴヤドーム前キャンパス

他のキャンパス名は関東圏の人にとって難読地名ですが、天白はてじろではなく「てんぱく」、八事はやじではなく「やごと」、可児はかじではなく「かに」と読みそうです。

 

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門も無いオープンな大学構内。

ナゴヤドームでライブがあると、そのアーティストの音楽が流されていて、ウェルカムな雰囲気になっていることでしょう。

つまり野球やライブ前の待ち合わせとか、時間を潰すのにとてもいい大学なのです。

 

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ウェルカムなのは、大学内のこの、

食堂兼カフェ「MU GARDEN TERRACE」。

休みともなれば外では子供たちが走り回り、ママたちはここで休憩したりしています。

平日はもちろん、学食として利用。

MU(むー)って何でしょうね。名城ユニバーシティのことですかね。

GARDEN TERRACEは、外で子供たちが遊びまわっている広場のことですね。

 

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おしゃれな店内。水コーナーもカラフル。

 

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学食と考えると、高い値段設定だと思います。

ただ、これは休日メニュー名古屋ドームへ行く、金持ち社会人の群れから巻き上げるためのメニューですね。

普段はランチ650円、丼ぶり430円などで買えるようです。それでも少し高い気はします。

 

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この学校は特にサインが美しいです。

ゴミ箱のデザインとも一体化し、壁の角も丸くして柔らかい印象にされています。

 

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男はこっちのサイン。

 

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図書館もきれいな感じです。

 

東京ドームの近くに、こんなスポットがあったら人でごった返して行きたくもないスポットになっていると思いますが、

意外と人の少ない名古屋だからこそ、

こんなにゆったりとした場所が生まれたのです。

No.97⌒★透き通る建物【名古屋市東区】オアシス21、布池教会

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名古屋テレビ塔の上から見えた、この施設…

この施設が新たな名古屋のスポットになっているようですね。

水色の屋上を人間がぐるぐる歩き回っているように見えます。

あの上に突き出た水色の2階部分は、その下の青い窪みに、ぴったりとは、、はまりそうにない形の違うものにも見えて少し気になったりもします。

 

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この、

オアシス21

大林組設計施工2002年に竣工しているようですね(;´Д`)。

結構、前に建てられたものです…名古屋のことは関東ではあまり情報が伝わってこないのか、全く知りませんでした。

東京だったらアド街で取り上げられ、ZIP!やらめざましテレビやらでも取り上げられまくって知らない人なんかいないんでしょうね。

それとも、知らないのは自分だけなんでしょうか…( 'ω' ;)

 

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貝のようにパックリ開いた半地下部分はボールパークのような遊具がたくさんのイベントスペースになっていました。

残念ながら、この遊具はGW限定のようで、いまは撤去されて違うイベントをやっていることでしょう。

 

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下へ降りて、上を見上げてみると、

シースルー気味、半透明の廊下に写った人々の足跡でいっぱいです。エレベーターを待っている人の群れを下から覗きあげています。

もう少し透明度が上がると、確実に苦情がくるレベル。

もしかすると、設計中に、この強化すりガラス(?)の透明度については何度もモックアップなんかを作って確かめたのかもしれません。

透明過ぎてもだめ、不透明すぎても嫌だ、という話題になったのではないか、と思います。

その結果、足だけ写り込む、この半透明感に仕上がったのです。(以上、全部推測)

 

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上の階には、真ん中に地下水をくみ上げたという広い水盤があって、

そこの周りをパドックのようにぐるぐる歩き回るだけの施設のようです。

周りは公園でビルの圧迫感はないし、のんびりするにはいいと思います。ただ、のんびりする、周りを眺める、以外には特にやることもないのです。

 

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水盤の向こうには名古屋テレビ塔が見えます。

 

オアシス21は、サンシャイン栄の観覧車スカイボートと同じく、

周りから見て楽しむ方が良い施設だと思います(どちらも夜はライトアップが美しいらしい)。

ここはただ、ぐるぐる回って終わりなのです。観覧車スカイボートもオアシス21も…。

 

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地下鉄で栄町駅から新栄町駅へ。

ここには、まちなかにひと際目を引く双塔尖塔があります。

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この建物は国の登録有形文化財

カトリック布池教会

と言い、司教座聖堂と呼ばれます。

司教座聖堂とは大聖堂のこと。

大聖堂とはカテドラルのこと。

カテドラルとは司教座聖堂のことらしいです(;´Д`)。

 

司教様が座る椅子がある聖堂が司教座聖堂ですね。

ここは、贅沢なことに聖ペテロと聖パウロの二人を保護聖人としています。

ペテロはシモンと呼ばれていましたが、イエスから岩を意味するペテロと名付けられました。

ペテロはイエスに、私は岩の上に教会を建てる!と言われたそうです。

頑丈な教会を建てたかったんでしょうか。

 

パウロはサウロと呼ばれていましたが、当初キリスト教徒を迫害していました。しかし、天のイエスの声を聞き、回心してキリストの教えを熱心に伝え始めました。

しかし、ペテロとパウロは、皇帝ネロの時代に迫害され殉職しました…という二人のようです。

キリスト教は、いつも暗い話なのでコメントに困ります…。ペテロなどは逆さ十字架で処刑されてしまったようです。

 

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骨組みだけ、編み込んだような尖塔で、透き通っています。

こちらも、シースルー。文字通り、尖塔を通して向こうの空を見ることができます。

 

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迫害もない平和な時代。

ペテロとパウロの白い教会は今日も何事もなく、おだやかに建っていました。

No.96⌒★栄の町を観覧しよう!【名古屋市中区】スカイボート、三越屋上

名古屋市栄には観覧車「スカイボート」があります。

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ビルの側面に…(´Д`)。

普通、観覧車と言えば、独立して立っているか、ビルの屋上に立っていると思っていたけど真横に立てるのは珍しいと思います。

 

このビル、サンシャイン栄京楽のグループ企業、つまりパチンコ店系列の会社ですね。

1階と地下1階に当然、パチンコ店が入っていますが、禁煙のはずの観覧車乗り場がある3階が何となく煙草臭いのが気になります(;´Д`)。

パチンコ店の煙は全館空調で上へ上へ3階まで漂ってくるんでしょうか。

それとも僅かな隙間を伝ってしみ出してくるのか、それとも3階のバックルームでスタッフたちがガンガン煙草を吸っているのか、いずれにせよ、なんとなく臭い3階です。

下にパチンコ屋があるということで、パチンコ屋=煙草、の思い込みの図式でほんとうは存在しない煙草臭を自分の頭の中で作り出しているのかもしれませんね。いずれにせよ、なんとなく臭い3階なのです…。

 

サンシャイン栄は日本設計による設計、施工は竹中工務店で2005年に竣工しました。

 

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メンズキャラクターたちが出迎える観覧車入り口。

 

入り口近くにある500円両替機で500円に両替して、

その500円硬貨を自動改札機みたいなところに挿入して中へ入ります。

自動改札機横のお兄さんから、イケメンキャラクターのしおりをもらって行きます。

 

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ゴンドラの扉にもあのキャラクターが描かれていますねえ(;´Д`)。

特に必要としてないんですが…

ゴンドラ内でも、その関係の動画を見させられます。

 

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GWど真ん中だったので混んでるかと思いきや、ガラガラだった観覧車。

頂上ではそれなりの眺望ですが、低いところでは向かいのカラオケ店でおっさんが熱唱している姿しか見えないのです。

気持ちよさそうに熱唱している、おじさん。見られてるとも知らずに…( ˙-˙ )

 

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頂上部ではなかなかの景色ですがテレビ塔展望台よりは低く、比較すると眺望の良さはそれほどでもないでしょう。

テレビ塔展望台は観覧車より一回り、上。

ビルに横づけされた観覧車を見かけないのは、眺望上の不利にあるんですね。

 

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えー、右からドン・キホーテ内のカラオケレインボー、カラオケビッグエコー、ひとつ置いてカラオケ館と並んでいます。

サンシャイン栄のとなりにもジャンカラがあり、道を挟んだ隣区画にはカラオケJOYJOY、斜向かいの区画にはまたもやジャンカラ…名古屋でカラオケを探しているのならば、このエリアに行けば選び放題ですね。

 

 

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観覧車はビルの屋上に鉄骨を横引きして大掛かりに支えていました。

 

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観覧車スカイボートの中からは、向こうに見える別の観覧車を見ることができるでしょう。

 

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この観覧車は国の有形文化財登録されている、

「オリエンタルビル(三越)屋上観覧車」。

現在は三越に賃貸しされている建物の屋上です。

残念ながら、この観覧車は2005年をもって営業を終了しました。

1956年昭和31年に開業。

およそ50年にわたって営業を続けて来たことになります。

 

四つ脚の鉄骨と鉄骨の間に、観覧車がある円形の鉄骨群を挟み込んでいます。

 

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時が止まってしまった観覧車。

サンシャイン栄のスカイボートと比べると驚くほど小さな基礎です。

 

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三越屋上観覧車の向こうには今も元気に動いているサンシャイン栄のスカイボートが見えます。

引退と現役の観覧車。

スカイボートが引退する時には、何が現れているんでしょうか。

No.95⌒★名古屋の門【名古屋市中区】東別院・テレビ塔

大須観音がある、

名古屋市中区大須近辺は、古くからの建物もたくさんあります。

 

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少し歩いただけで、2軒の古い建物!

(でもこの2軒だけかも…)

まあ、とにかくこのあたりは、名古屋の中でも古いエリアなんでしょうね。

名古屋の中心部なのに。

 

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古い建物の他には寺社仏閣が集積していて、

真宗大谷派の巨大な名古屋別院もあります。

名古屋別院ですが、東別院とも呼ばれています。近くの地下鉄の駅も東別院駅

 

それに対して、真宗本願寺派名古屋別院西別院と呼ばれています。

浄土真宗の中でも最大の宗派の本願寺派が西別院、大谷派が東別院として、すぐ近くに建ち並んでいるのです。

 

京都でも同じく、本願寺派の本山・西本願寺が西にあり、大谷派の本山・東本願寺が東に建ち並んでいます。

京都東西本願寺の間の道を進んだ先には京都御所があり、

名古屋東西別院の間の道を進んだ先には名古屋城があります…。

他にも、たとえば岡崎市の場合は本願寺派西別院が南(南西)に、大谷派東別院が北(北東)にあってその間の道を通って行くと、岡崎城があります。

東西真宗寺院は、各地の城の門なんですね(*‘∀‘)。

西本願寺は、仁王様のように阿吽の呼吸で城を守護しているのです(知らんけど)。

 

東別院駅まで歩いて来たので地下鉄に乗って北上します。栄駅下車。

ここには、名古屋城の新たな門が建っています。

 

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それが、

名古屋テレビ塔

 

テレビ塔としては東京タワーと同じく、登録有形文化財になっています。

テレビ塔の真下には、ものすごい行列があって、

テレビ塔に登るための行列かと思ったら、カフェの行列でした…。

なんでもアメリカフェというアメリカっぽい名前の紛らわしい韓国のパフェのようです。

 

その行列を横目に(パフェは全く興味なし)、テレビ塔の方へ行くと、行列はほぼありませんでした(´Д`)。

テレビ塔でもドニチエコきっぷが役に立ちます。

これを持っていると100円割引の700円→600円になります。

券売機にも600円の券がありますがそちらでは買わず、近くにいるお姉さんに申し出ましょう!(券売機の方はたぶん違う)

 

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ニューヨークセントラルパークみたいな久屋大通りが一望出来て、とてもいい眺め。

 

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中央の名古屋城と、

 

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名古屋市役所(奥)、愛知県庁(手前)は名古屋城とデザインを合わせていることがよくわかると思います。

名古屋城名古屋市役所愛知県庁棟も緑青が美しい銅板葺きの屋根が特徴です。

 

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高松伸みたいな設計の建物が。

 

場所からして、「スズワン02ビル」というビルらしく、調べてみても、「有名建築家が設計したハイセンスなスズワン02ビル」としか書いていません…(´Д`)

いったい有名建築家とは誰なんでしょう。

まあ、有名建築家と言ってる時はたいてい有名でもない人だったりするんですが…。